この記事は山梨県にある日本百名山の仙丈ヶ岳登山について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
山梨県と長野県にまたがる日本百名山の1つ仙丈ヶ岳は、大仙丈カール、小仙丈カール、薮沢カールと3つのカールを抱き、なだらかな山容から「南アルプスの女王」といわれています。
山頂からの見晴らしもよく北アルプスや中央アルプス、南アルプスと標高の高い富士山や北岳などの山々が望めます。
グリーンシーズンの仙丈ヶ岳はマイカー規制があり、北沢峠までは林道バスを使います。北沢峠は仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳登山ができることもあり、深夜からバス待ちの大行列ができていました。
この記事では林道バスの順番待ちのコツ3点、仙丈ヶ岳登山について書いています。ぜひ参考にしてください。
仙丈ヶ岳の日帰り登山!マイカー規制のためバスで北沢峠へ【日本百名山】山梨県/長野県
標高3,033mの仙丈ヶ岳または仙丈岳(せんじょうがたけ・せんじょうだけ)は、長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる南アルプス国立公園内の山で日本百名山の1つです。
「仙丈ヶ岳」という山名は1丈の長さは約3.0303mであることから山が高いことを比喩的に表現したという説や、頂上部のカールの広さの千畳から転じたものであるとする説があります。
南東斜面に大仙丈カール、東斜面に小仙丈カール、北斜面には藪沢カールが見られ、女性的ななだらかな山容から「南アルプスの女王」と言われています。
山頂からは北アルプス、中央アルプス、御嶽山、富士山、南アルプスの山々を望むことができます。
- 登山日 2023年8月5日(土)
- 登山時間 6:30 ~15:00
- 登山ルート 小仙丈尾根ルート(北沢峠からの稜線ルート)
- 登山者 主人Gさん、モカリーナ、Haruさん
登山ルート
- 小仙丈尾根 (北沢峠からの稜線ルート)展望がよく利用者が多い。五合目の大滝ノ頭から薮沢へトラバース(山の斜面をほぼ水平に移動)する枝道がある
- 仙塩尾根 (南アルプスの縦走路)山頂から大仙丈ヶ岳を経て塩見岳へ続く稜線ルート
- 薮沢ルート (大平山荘からの薮沢に沿ったルート)馬の背からの稜線に合流する。
- 丹渓新道 (戸台川の廃業した丹渓山荘からの北側の稜線ルート)
- 地蔵尾根 (西側の市野瀬からの地蔵尾根のルート)登山者はとても少ないルート
私の通ったルート
北沢峠→二合目→藪沢・小仙丈ヶ岳分岐→小仙丈ヶ岳→仙丈ヶ岳→仙丈小屋→馬ノ背ヒュッテ→藪沢小屋→藪沢・小仙丈ヶ岳分岐→二合目→北沢峠
林道バス利用者駐車場とトイレ
林道バス利用者駐車場は令和4年7月14日より有料化されました。料金は後払いで24時間入出庫できます。
料金は5日以内1,000円、5日を超えるときは5日ごとに1,000円かかります。
※駐車場内でのテント設営はご遠慮ください。
Point 1 駐車場についたらすぐにバスの順番待ちをする
Point2 始発まで車中で仮眠する
トイレは水洗で洗面所は2つ、洗面や歯磨きをして身支度を整えます。
林道バスに乗って北沢峠へ
戸台口から北沢峠までは片道1,240円、令和5年は6月15日から11月15日の間「戸台口~北沢峠」を運行しています。
私は午前2時頃に順番待ちしましたが、もう順番待ちの列が2つできていました。 1つはチケットを待つ列、もう1つはバスに乗る順番待ちの列です。
始発までザックなどを置いて順番待ちするので、貴重品は入れないように並べておきます。
Point 3 複数人で登山する場合は2列に分かれて順番待ちをする
※1人の場合はバスの列へザックを置く方がよいと思います。(チケットの列は循環が良いため)
始発は5:30分で、すごい人数が並んでいるのでバスは絶えず巡回しています。
始発時間より早い5時からバスが出ました。北沢峠までは約50分ほどで着きます。
下山後、最終バスに乗車しないといけないので、早めに出発してくれるのはありがたいです。
私は4台目のバスに5:15に乗りました。
北沢峠より登山開始
北沢峠には山小屋とキレイな水洗トイレがありました。
ここからは仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に登れます。どちらにも最短時間で登れるルートのため、ヒュッテやテント泊し2座登山することもできます。
北沢峠には「北沢峠こもれび山荘」と「南アルプス市長衛小屋」、少し南下した所に「大平山荘」があります。
大滝ノ頭・5合目
「大滝ノ頭」は5合目で、小仙丈ヶ岳方面と藪沢方面への分岐があります。仙丈ヶ岳までのほぼ中間地です。
険しい岩場を登っていると景色が拓けました!
山間から見える雲海がとても美しい✨
小仙丈ヶ岳へ
標高2,864mの小仙丈ヶ岳の山頂に到着!
見晴らしがよくとても気持ちよくホッと一息つきたい所ですが、まだ半分も来ておらず先を急ぎました。
稜線がとても美しく見えます!
山頂が見えてきました。後少し!
仙丈ヶ岳山頂に登頂!
標高3033mの仙丈ヶ岳へ到着!
山頂は岩がゴロゴロしており、思ったよりも広くはありませんでした。
山頂からは標高の高いNo.1、2の富士山や北岳が望める絶景ポイントです。
山頂で昼食を取って北側にある馬の背から下山しました。
仙丈小屋へ
仙丈小屋は山頂から少し下山した所にありました。
仙丈小屋へ到着!(トイレあり)
オコジョに出会う
とても気持ちいい稜線の登山道を歩いていると、突如小さな茶色い小動物が現れました。
オコジョさんです!
山でいつか会いたいと思っていたオコジョは姿を現した途端、低木の茂みに消えカメラを構えることもできず…。
とガッカリする間もなく、また姿を現しました。素早い動作で何度も現れては消え、まるで森の天使のように可愛い♪
そのおかげで、何とか写真に撮ることができました。
山で出会ったオコジョについての記事はこちらで詳しく紹介していますので、合わせてご覧ください。
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馬の背ヒュッテへ
馬の背ヒュッテに到着!
ヒュッテの片隅には水飲み場があり、水道の蛇口から水がジャージャーと出ていました。
冷たくて美味しい!
空のペットボトルに水を入れて持ち帰りました。
ヒュッテ近辺にはトリカブトの花が咲いていてとてもキレイでした✨
薮沢小屋へ
薮沢小屋は休業していました。
山小屋の近辺には川や山の斜面を滝のように水が流れる場所がありとても気持ちいい。
後少しの所で急な大雨に遭い、レインコートとザックカバーをして下山しました。
出会った植物
仙丈ヶ岳で8月に出会った植物です。
( 1段目から右に)セリバシオガマ、ゴゼンタチバナ、ウサギギク、フウロソウ
(2段目から右に)ヒメコゴメグサ、オンタデ、イワツメクサ、ミソガワソウ?
(3段目から右に)トウヤクリンドウ、ミヤマホツツジ、チングルマ、アキノキリンソウ
( 1段目から右に)ヒメコゴメグサ、イブキジャコソウ、ウスユキソウ
(2段目から右に)マルバダケブキ、ナナカマド、ベニタケ、イワギキョウ
(3段目から右へ)カラマツソウ、シシウド、トリカブト、ウスユキソウ
(4段目から右に)イワベンケイ、タカネヒゴタイ、オンタデ
信州健康ランドへ
下山後、汗を流しに立ち寄ったのは「信州健康ランド」です。
前日に車で夜間移動して少し仮眠し、早朝から登山するため、登山日は睡眠不足になりがちです。
そこで近頃は仮眠室のある温泉施設を利用しています。
何種類もの温泉や仮眠室、食事も充実してゆっくり身体を休めることができました。
まとめ
山梨県と長野県またがる日本百名山の1つ仙丈ヶ岳を登山しました。
仙丈ヶ岳は「南アルプスの女王」といわれ、大仙丈カール、小仙丈カール、薮沢カールの3つのカールがあります。
マイカー規制があるのでバスの運行時間内に下山する必要があります。長丁場なので日帰り登山の場合は早めに入山することをオススメします。
私はいつも登山スピードが遅く急かされながらの登山なのですが、今回は長丁場なのに平均速度で登山することができましたヽ(´▽`)/✨
うんど足の強化をしたのですが、きっとその効果が出たのだと思います。それについてはまた別の機会にでも(*´˘`*)
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それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡