この記事は徳島県にある日本百名山の剣山登山について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
今回は徳島県の日本百名山の1つ剣山登山に行きました。
剣山の登山道は整備されていて特に難しい場所はなく、初心者さんでも登りやすい山です。
リフトを使えば時間短縮ができるし眺めもよく、お花がキレイに咲いているのでオススメです。
私の訪れた季節は絶滅危惧種のキレンゲショウマが咲いていました。
剣山は修験山で山頂近くには「行場」と呼ばれる場所があります。少し物足りないな〜と思われる方には鎖場などのある行場にチャレンジすることもできます。
キレンゲショウマの咲く剣山へ日帰り登山!リフトを使って【日本百名山】徳島県
徳島県の最高峰での剣山(つるぎさん)は標高1,955mの山です、別名太郎笈(たろうぎゅう)と呼ばれ、南西側は次郎笈があります。
四国では石鎚山と共に日本百名山に選定されており、徳島県では県のシンボルとされています。
修験道の山として古くから山岳信仰の対象とされ、山頂近くには「行場」と呼ばれる修行用の難所や祠があります。
剣山の名前の由来は安徳天皇の剣を山頂に埋め、これを御神体としたからと云われています。
- 登山日 2023年8月21日(月)平日
- 登山時間 8:30 ~13:00
- 登山ルート リフト使用(登り:大劔神社経由のコース/下り:一の森経由で刀掛ノ松コース)
- 登山者 主人Gさん、モカリーナ、Haruさん
剣山の登山ルート
〈リフトを使う〉
見ノ越駅(標高1420m)〜西島駅(標高1750m)
- 刀掛ノ松コース(尾根道コース) 山頂まで900m約40分
- 大劔神社経由のコース 山頂まで1200m約60分
〈リフトを使わない〉
見ノ越の駐車場〜劔神社の社殿脇の登山口〜西島駅(約1時間)
私の通ったルート
見ノ越駅(リフト)〜西島駅〜大剱神社(御神水)〜剣山頂上ヒュッテ〜剣山〜剣山頂上ヒュッテ〜ニノ森〜一ノ森〜刀掛けの松〜西島駅(リフト)〜見ノ越駅
リフト見ノ越駅の駐車場とトイレ
見ノ越駅には約200台が停められる無料駐車場があります。
私は2階建ての1階に停め、日陰だったので夏の陽射しを遮られたのが有り難かったです。
リフト乗り場の1階に水洗トイレがあります。
リフトに乗って大島駅へ
- 営業期間 4月中旬〜11月末日
- 営業時間 9時〜16時(平常運転)
- 乗車時間 15分間
- 料金 片道(大人1,050円・小人520円)往復(大人1,900円・小人900円)※小人料金は小学生と中学生/団体割引あり
片道ずつ購入するより往復の方が金額が安くなるので、雨の心配もあり私は往復を購入しました。足に余裕がある方なら片道にして、下山時は徒歩にするのもアリです。
- ザックは背負わずにお腹側に掛ける
- ザックの腰ベルトを締める
リフトの乗車時間は約15分間です。景色がよく高山植物のお花がキレイに咲いていました。
黄色いキレンゲショウマのお花や、フジバカマに止まる蝶々アサギマダラがヒラヒラと飛び、とても見応えがありました。
西島駅から登山開始!
西島駅からは左側に刀掛ノ松コースと右側に大剱神社経由コースがありました。
山頂への近道は刀掛ノ松コースですが、少々急勾配のため復路に使うのがよいと思います。
西島駅前の神社の鳥居を通り抜けて登山開始。なだらかな登山道には笹の葉がたくさん生えていました。
大剱神社へ
大剱神社に到着!
神社の柱には「天地一切の悪縁を断ち、現世最高の良縁を結ぶ」と書かれていて、縁結びの神様だそうです。
大剱神社の屋根の上部にあるのが大剣岩でこの神社の御神体です。
クマザサの生い茂る中に少し苔むした巨岩は、白くてとても美しい姿をしています。
大劔神社より90m下った所に御神水があり、その登山道を更に進んで行くと次郎笈へと繋がっています。
劔山御神水
劔山御神水(つるぎさんおしきみず)は、名水百選に選定されています。
大剱神社の御神水とされており、水量は少ないが常に湧き出ています。
「病気を治す若返りの水として有名な御神水」です。
添えられている柄杓で水を飲んでみると、とても冷たくて美味しい。
後から来た海外の方は潰して持ち歩いていた2ℓのペットボトルを丁寧に膨らませ、水を持ち帰っていました。ナイスアイデア👍
劔山本宮宝蔵石神社へ
劔山本宮宝蔵石神社で御朱印をいただきました。3種類の御朱印の中からキレンゲショウマの描かれた御朱印を選びました。
刀掛けの松の近辺に2ヶ所キレンゲショウマの群生地があると聞き、下山時に立ち寄りました。
神社背後には安徳天皇の剣を納めたといわれる巨石の宝蔵石があります。
劔山本宮の横には剣山頂上ヒュッテがあります。
ミヤマクマザサの美しい平家の馬場へ
剣山頂上ヒュッテ横の階段を登るった山頂付近は平家の馬場と呼ばれる平原が広がっていました。
ミヤマクマザサなどを中心とするなだらかな草原には、木道が張り巡らされていました。
剣山山頂へ到着!
標高1,955mの剣山山頂へ到着しました!
剣山山頂の三角点は木道を歩いた先の、しめ縄が巻かれた石積みの真ん中にあります。
山頂からの展望はよく、南西には次郎笈がそびえて見えます。
私の訪れた日はガスっていましたが、晴れた日には室戸岬や瀬戸内海、紀伊半島が見えます。
木道を散策していると「剣山明和クリーンエコトイレセンター」がありました。
入ってみると山頂にあるトイレとはとても思えないくらいキレイでビックリ‼︎
一ノ森ヒュッテへ
次郎笈へ行くか一ノ森ヒュッテに行くか悩んだ結果、お昼から雨予報だったので距離の短い一ノ森ヒュッテへ行くことにしました。
ヒュッテに着いてみるとちょうどこの日から4日間の休業中…残念。
一ノ森とニノ森の間にある「殉難の碑」から刀掛けの松まで行き、キレンゲショウマの群生地を通ることにしました。
穴吹川の源流地
一ノ森から刀掛けの松間は日陰になる所が多く、水の湧き出る所も多く涼しくてしっとりしています。
穴吹川の源流地があり、水が大量に上から降ってきます。ペットボトルにお水を汲んでいると服やカバンがびしょびしょに💦
冷たくてとても美味しいお水でした。
キレンゲショウマの群生地
川沿いの道を上に登っていくと「キレンゲショウマ」の花が咲いていました。
キレンゲショウマは7月~8月に開花する黄色いお花で、絶滅危惧種Ⅱ類に指定されています。
キレンゲショウマの群生地はネットで保護されていました。
お花はもう終わりに近いようでポツポツと、満開の時期はどんなにキレイだったのでしょうか。咲いていてくれたことに感謝✨
アドベンチャー気分を味わえる行場
一ノ森から刀掛けの松間には「行場」といわれる場所があります。
岩場である鶴ノ舞・蟻ノ塔・迫割石・鎖行場、洞窟である不動岩屋、プレハブ小屋である両劔神社、プレハブ小屋から祠になった古劔神社、三十五社の祠など。
「鎖行場」への入り口があったのですが、幅がとても狭くて主人Gさんの背負っているザックでは通れそうにありません💦
行場への道は諦めて、普通の登山道を進んで行きました。
刀掛けの松から西島駅へ
剣山の中腹に白く枯れた松の木が横たわっています。
この松は安徳天皇が宝剣を納める途中で休憩をとった際に松に刀を掛けたことから、「刀掛の松」と呼ばれるようになったと言われています。
出会った植物
8月に剣山で出会った植物やキノコです。
( 1段目から右に)シコクフウロ、レンゲショウマ、トリカブト、イワオトギリ
(2段目から右に)オオバセンキュウ、キレンゲショウマ、モミジガサ、キノコ
(3段目から右に)ニッコウキスゲ、キランソウ、イヌトウバナ、スギゴケとキノコ
(4段目から右に)ツリガネニンジン、オドリギソウ、シオガマギク、キノコ
美馬町のうどん屋さん「どん兵衛」
下山後に麓のお店で昼食をとろうとしたところ、お店がなかなか見つかりませんでした。
持っていたおにぎりやおやつを食べ、1時間以上かかってようやく見つけたお店が美馬町のうどん屋さん「どん兵衛」でした。
四国でうどんが食べれるのはとても嬉しい!
鍋焼きうどんの出汁が登山後の身体に染み渡り、全部飲み干しました。すごく美味しかったです!
お昼を食べたのは15時過ぎでした。
剣山で食事を取るならかなり車を走らせないとコンビニさえないので、、ヒュッテかリフト乗り場近辺のお店をオススメします。
まとめ
徳島県の日本百名山の1つ剣山を登山しました。
剣山は修験道の山として古くから山岳信仰の対象とされ、山頂近くには「行場」と呼ばれる修行用の難所や祠があります。
私は行場には行がなかったので、特に難しい場所はなくとても登りやすい山でした。
キレンゲショウマのお花を楽しむなら7月下旬から8月中旬までがよいと思います。またリフトからもたくさんのお花を見れるのでオススメです。
今回は四国の日本百名山を2座登山しました。四国の愛媛県「石鎚山登山」の記事はこちらをご覧ください。
合わせて読みたい!
迫力満点の石鎚山登山!土小屋コースから鎖場を登って天狗岳山頂へ【日本百名山】愛媛県
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡