この記事は日本百名山の甲武信岳登山について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
山梨県、埼玉県、長野県の県境に位置する日本百名山の1つ甲武信ヶ岳を登山しました。
甲武信ヶ岳の名前の由来は甲州(山梨県)・武州(埼玉県)・信州(長野県)からの頭文字からきています。また山の姿が拳に似ているという説もあります。
甲武信ヶ岳のメイン登山ルート、毛木平から千曲川源流を通るルートは展望のない長いなだらかな登山道を通ります。看板には遊歩道と記載されているくらいなので、初級者さんでも楽々登れる山です。
甲武信ヶ岳には千曲川信濃川の源流地があり、登山道は渓流の音を聞きながら登山します。
朝早くピストンすると日帰りでも登れますが、走行距離が長いので山小屋に一泊するのがおススメです。
私は甲武信小屋でテント泊しました。宿泊すると余裕を持って十文字峠から甲武信ヶ岳の美しい稜線を登山することができました。
山頂から43座見渡せる甲武信岳登山!テント泊で三宝山〜大山〜十文字峠~毛木平へ【日本百名山】
甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、山梨県(甲州)・埼玉県(武州)・長野県(信州)の三権の境にある標高2475メートルの山です。日本百名山の1つで、甲武信岳(こぶしだけ)とも呼ばれています。
また山の姿が拳のように見えるからという説もあります。
甲武信ヶ岳は千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川、富士川(釜無川と合流して富士川となる)の水源の地です。
三宝山の方が標高が高いのですが、甲武信ヶ岳山頂からは百名山のうち43座を見ることができます。
- 登山日 2022年10月1日(土)〜2日(日)
- 登山時間 1日目 8時30分〜15時・2日目 7時30分〜14時30分
- 登山ルート 毛木平〜千曲川信濃川水源地標~甲武信ヶ岳
- 登山者 主人Gさん・モカリーナ
毛木平の駐車場・トイレ
長野県側の毛木平(もうきだいら)には約60台ほど停められる無料駐車場があります。
私は8時前に到着しましたが駐車場はすでに満車状態だったので、空きスペースに駐車しました。
特に6月のシャクナゲのシーズンはすぐに満車になるので、早めの到着をおススメします。
トイレは水洗トイレがあります。
山小屋まではないのでここで済ませておきましょう♪
甲武信ヶ岳の登山ルート
【メインルート】〈毛木平登山口〜甲武信ヶ岳〉難易度:中級
〈1日目〉甲武信小屋→三宝山→武信白岩山→大山→十文字峠→毛木平 約4時間
〈2日目〉毛木平→滑滝→千曲川信濃川水源地標→甲武信ヶ岳→甲武信小屋 約6時間
※天気予報を見て、よりいい方に十文字峠〜甲武信ヶ岳の稜線に合わせる(展望が良いため)
※毛木平からの出発が遅くなる際は十文字小屋に宿泊すること
【サブルート】〈西沢渓谷〜甲武信ヶ岳〉難易度:中級 登り5時間40分
西沢山荘(休業中)→戸渡尾根(急勾配)→木賊山→甲武信山荘→甲武信ヶ岳
私の行った登山ルート
- 〈1日目〉毛木平→滑滝→千曲川信濃川水源地標→甲武信ヶ岳→甲武信小屋(テント泊)
- 〈2日目〉甲武信小屋→三宝山→武信白岩山→大山→十文字峠→毛木平
メインルートの1日目と2日目を入れ替えたルートで登りました。
緩やかな遊歩道が続く・毛木平〜滑滝
毛木平から滑滝までは延々と続く長い遊歩道を歩くといった感じで、山からの展望もありません。
渓流の側をずっと歩いていくので、水音が気持ちがよい。
テント泊のためいつもより荷物が多く、疲れて休んだところがちょうど滑滝でした。岩場で少し仮眠をとりましたが、滝の音がとても心地よかったです。
千曲川信濃川水源地標へ
滑滝を過ぎると少しアップダウンが多くなります。
千曲川源流までの看板が所々出てくるものの、なかなか着かず…まだかまだかの状態に。
源流に着くと休憩する人がたくさんいました。
甲武信ヶ岳を目指して
源流地標からは急勾配が続き、そこを登り切ると少しなだらかになります。
甲武信岳山頂までは切り立った崖を登ると、景色は拓けて見晴らしがいい!
甲武信ヶ岳山頂へ到着!
標高2475mの甲武信ヶ岳山頂に到着!
山頂はあまり広くないので交代で記念撮影をして、少し休み甲武信小屋に向かいました。
甲武信ヶ岳山頂からは百名山のうち43座を見ることができます。
甲武信山荘でテント泊
甲武信山荘で初のテント泊。山小屋で料金は1人1000円を支払い、敷地へ案内してもらいました。
気温が急に下がったこともあり、日が沈むととても寒いです。日があるうちに食事を済ませて、テント内で過ごしました。
山小屋から甲武信ヶ岳には行かず、直接三宝山へ向かいました。
甲武信山荘でのテント泊についてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事!
テント泊登山の服装や持ち物、食料品は?甲武信小屋の予約について【甲武信ヶ岳】
三宝山山頂から富士山を眺める
標高2,483mの三宝山からの展望はよく、天候がいいと富士山が望めます。
同じような形をした甲武信ヶ岳の後ろに富士山が並んでいる姿は絶景です!
白い山肌が美しい武信白根山へ
武信白根山のゴツゴツした白い岩肌は少し怖いほどの急勾配。
山頂へは立ち入り禁止で、残念…。
見晴らしの良い大山山頂へ
武信白根山から大山へは山を下り、難しい山道ではないもののまた一から登り直すので先が長く感じられました。
十文字峠の十文字小屋で休憩
十文字峠にある十文字小屋に到着!
ここで昼食にきのこうどんとおでんを注文しました。(どちらも700円)
十文字小屋の女将さんとお話をたくさんしました。甲武信ヶ岳へのルートは千曲川信濃川源流のルートを通る人が多いので、このルートにくる人は少ないそうです。
トイレの使用料は200円です。
十文字小屋からはなだらかな登山道を通って1時間半ほど。毛木平に近づいてくると渓流の横目に下山しました。
山で出会った植物やきのこ
秋の甲武信ヶ岳はきのこの宝庫でした!
まとめ
山梨県、埼玉県、長野県の県境に位置する日本百名山の1つ甲武信ヶ岳を登山しました。
人気のルートは千曲川信濃川源流地があるメインルートです。なだらかな登山道で比較的登りやすいので、毛木平から早朝に出発すれば日帰り登山できます。
山小屋に宿泊するとご来光も拝むことができますし、甲武信ヶ岳から十文字峠の美しい稜線を眺めながら登山することができます。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡