この記事は新潟県の苗場山ヒュッテ「苗場山自然体験交流センター」の山小屋泊について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
新潟県の日本百名山の1つ苗場山登山をしました。
苗場山は鎖場などはあるものの、比較的簡単に登れる山で日帰り登山もできます。
山頂には巨大な湿原があり、美しいお花畑を眺めたり木道をゆったり散策しました。
私は山頂にある山小屋に泊まり、見晴台から夕日や朝日、夜空の星など美しい景色を眺めました。
また登山者仲間や山小屋のスタッフさんとの交流、食事なども山小屋での楽しみの1つです。
この記事では苗場山ヒュッテ「苗場山自然体験交流センター」の館内やお食事、見所などについて紹介しています。
【山小屋】夕日や朝日が美しい苗場山ヒュッテ!苗場山自然体験交流センターに1泊する【新潟県】
苗場山は新潟県南部と長野県北東部の県境に位置する標高2,145mの山です。
山頂は巨大な湿地帯で木道の景色がとても美しく高山植物が豊富です。
苗場山は日帰り登山もできますが、山小屋泊をすると夕日や星空、朝日の美しい光景が楽しめます。
苗場山頂から僅か徒歩1分の所に山小屋があります。
苗場山登山についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
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【苗場山ヒュッテ】苗場山自然体験交流センターの営業情報
苗場山自然体験交流センターは天空の楽園と言われる高層湿原が一望できるログハウス風の山小屋施設で、令和5年度は6月1日より営業開始です。
浄化槽による水洗トイレを完備し、天水を浄化して食事や飲料水に提供するシステムを取り入れるなど、周囲の自然環境にも配慮しています。
苗場山観光株式会社で予約専用ダイヤル 080-7183-4024
- 受付時間:08:00~17:00
- 予約受付日:令和5年6月1日~営業終了 無休
営業期間 令和5年6月1日~10月25日まで
【料金】
- 大人 1泊2食11,000円、1泊1食9,000円、素泊まり7,000円
- 小人(小学生以下)1泊2食8,000円、1泊1食7,000円、素泊まり5,000円
- 小人(幼児)施設利用料 1,500円 など
※休憩料は日帰り登山500円(宿泊者多数の日は13時頃まで、小屋外に無料テラス)、トイレ使用料は日帰り登山100円(施設内トイレ14:00まで、仮設トイレ)
ところで入り口には「苗場山ヒュッテ」と「苗場山自然交流センター」の2つの看板が掲げてあります。
2つのお名前ってどういうこと?
オーナーさんにお聞きすると、苗場山は苗場山観光(株)が管理しているもので一帯を「苗場山ヒュッテ」、建物を「苗場山自然体験交流センター」と認識しているんだとか。
個人所有ではないのでオーナーさんも職員として雇われているため、建物の建替の際も費用面でもとても助かったとのことでした。
山小屋で受付をする
山小屋に着くとまずはじめに受付をします。
料金を支払うと枕カバーは枕に一応ついているのですが、「苗場山」の文字入りのタオルが1枚いただけます。
受付が済むと館内案内しながら色々な説明を受けます。
私は早めに着いたので先にザックを玄関先に置かせていただき、山頂や見晴台、木道散策をしました。
お部屋は早いもの順に好きな場所を決められるので、先に受付をしてお部屋の確保をするのをおすすめします。
土曜泊は40名で、私の泊まった日曜泊は6名、次の日は10名とのこと。平日だと山小屋も人数が少なくいい感じでした。
山小屋にはコロナ禍前は100名受け付けていたそうですが、コロナ後は60名にしているそうで、仕切りをして以前よりもゆとりがあります。
苗場山の山小屋の客室
客室は1階と2階があり、おすすめは2階奥の角部屋です。見晴らしがよく遠くの山や夕日などの景色が楽しめます。
仕切られているので居心地もいい。日曜日泊なので人も少なくお部屋は貸切状態です。
部屋の隅には布団が4セットが置かれていました。一部屋4人用なのですが宿泊人数が少ないので、2人でゆったりと使えました。
- 敷布 1枚
- 羽毛布団 1枚
- 毛布 1枚
- 枕 1個(カバー付き)
シーツは特に要らないとのことでしたが、敷布団にはシーツは付いていないので気になる方は薄手のシーツを持参ください。
夜は冷えますがストーブをつけてくれていたので、羽毛布団で十分暖かかったです。
※着替えは女性専用のコーナーもあります。
トイレと洗面台
宿泊者はトイレ料金はかかりません。
トイレは男女に分かれていて、バイオトイレになっているので紙はゴミ箱に捨てます。トイレには鏡付きの手洗い場があります。
洗面台は客室前に2つ、鏡が付いているのでお化粧やコンタクトの着脱にも便利です。
水は天水を溜めたものを使用しているので飲用はできませんが、水が使えるのはとてもありがたい。飲料水やお湯は有料ですが購入できます。
アンダータイツや衣服などの洗濯は水道が詰まるのでできません。また石鹸などもないのでウェットティッシュやボディタオルなどがあると便利です。
くつろぎのスペース食堂
夕食は午後6時、朝食は午前6時、人数によって多い時は2交代(5:30と6:00など)になるようです。
暖かいお茶のサービス
暖かいお茶のサービスがありとても嬉しい。ウォーターサーバーに入っているお茶を自由に飲んでいいとのことでした。(紙コップは 1日1個使用)
夕食のカレーライスと天ぷら
夕食はカレーと天ぷら、ポテトサラダで、カレーやご飯、福神漬け、ラッキョなどはお代わり自由でした。サラダも多めに作ったのでお代わりOKとのこと。
筍の天ぷらは山で採れたものです✨
夕食後は8時までテレビを見たり、宿泊者とお話ししたりして過ごしました。
フルーツ付きの朝食
朝ごはんは6時とのことでしたが、日によって変わることもあるそうです。ご飯やおかず、味噌汁やフルーツ、香の物が付いていて種類が豊富でした。
保存の効くものはヘリで運んでもらい、新鮮な野菜類は下山した時に購入してくるそうです。
苗場山には細い竹が生えていて、筍の天ぷらや味噌汁に入れて出してくれました。
苗場山山頂まで徒歩1分
山小屋から標高2,185mの苗場山山頂までは徒歩1分です。
ちょっとした広い敷地に山頂はあります。
湿地帯の木道を散策
山小屋から湿原の木道散策のおすすめコースは2つあり、大きなケルンのある木道と湿原全体が見渡せる木道です。
湿原全体が見渡せる木道を散策すると、イワカガミやチングルマなどの高山植物が咲いていました。
水溜りの岸辺に白い泡があるのが見えました。モリアオガエルの卵だそうで、暗くになると青白く光ってより見つけやすいです。
日の入りと日の出の時刻について
お部屋には「日の入りと日の出の時刻」や見られるポイントが貼っています。
オーナーさんが食事の時に日の入りや日の出の時刻、おすすめポイントを丁寧に教えてくれます。
見晴台から夕日を見る
山小屋から徒歩1分くらい下ったところに見晴台があります。夕日が見れる絶景ポイントです。
雲海が徐々広がってきました。このように波打っている雲海に巡り合えるのはとてもラッキーなことだそうで、赤い夕日がとても美しかったです。
オーナーさんと従業員、宿泊客5人で夕日や周りの山並みの美しい景色を堪能しました。
朝日を木道から眺める
日の出前から待機して、朝日が出るのを待ちました。
とても寒い…。
山の上ではダウンジャケットが必需品です。
分厚く黒い雲が入れ替わり流れていて、朝日は姿を見せてくれませんでした。ほのかな光が雲の隙間からこぼれていて、それでも美しかったです。
まとめ
苗場山山頂にある山小屋の苗場山ヒュッテ「苗場山自然交流センター」に泊まりました。
山頂は巨大な湿地帯にありとても美しいです。山小屋泊をすると夕日や朝日を拝むことができます。また夜は満天の星を見ることができます。
日帰りするのも良いですが、山小屋泊をして山の仲間やオーナーさんとお話をするのも楽しいです。館内ははとても効率よく出来ていて、水も使用でき快適に過ごせました。
苗場山の山小屋は湿原散策を楽しめるのでおすすめです。夢のような美しい湿原の景色やお花達を楽しむことができて最高の思い出ができました。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡