この記事は日本百名山の天城山登山について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
静岡県伊豆にある日本百名山の天城山、天城と聞けば「天城越え」を思い出す人も多いのではないでしょうか?
天城縦走路は「天城越え」で有名な天城峠を越えるルートです。が、今回はそこまで行かずに、万二郎岳や天城山最高峰の万三郎岳を登る人気のコースを周りました。
私は3月初旬に登ったのですが、地上は梅や桜が咲き始める頃なのに対して、山はまだ白い景色で樹氷がとても美しかったです。
天城山には天城シャクナゲ、アセビ東国ミツバツツジが咲く時期に登山する人が多いので、お花を見たい方は5月から6月中旬までに登山するのがおススメです。
登山口はゴルフ場にあるので、車のない方はシャトルバスを利用すれば便利です。
この記事では駐車場やアクセス、天城山登山の様子について書いています。参考にしていただければば幸いです。
天城山登山で人気のコース、万二郎岳〜万三郎岳を周る【日本百名山】
天城山(あまぎさん)は、静岡県の伊豆半島中央部の東西に広がる山。天城山は連山の総称で、天城連山や天城山脈と称されることもある。日本百名山の一つ。
Wikipedia より引用
天城山はこの山の最高峰の万三郎岳(標高1,405m)と万二郎岳(標高1,299m)と遠笠山などからできています。
天城山は多雨地帯であるため「雨木」という語が由来とされる説があります。
山の木々や岩には緑の苔が生えていて湿気が多く、足場はゴロゴロ岩とベトベトした茶色の地面でした。
登山道には天城シャクナゲ、東国ミツバツツジやアセビが咲きます。
- アセビ 3月〜5月
- 天城シャクナゲ 5月下旬〜6月中旬
- 東国ミツバツツジ 5月頃
- 登山者:主人Gさん、モカリーナ
- 登山日:2021年3月7日
駐車場とアクセス
天城高原駐車場
天城高原ゴルフ場に隣接された天城高原駐車場はゲートなどはなく、自由に駐車することができます。トイレはありましたが、1日を通してドアは施錠されたままでした。(コロナの影響だったのかは不明です)
午前7時に到着時点では、ゴルフ場は営業しておらず使用不可、登山後は使用できました。
また靴洗い場はありましたが、こちらも水は出ておらず使用不可でした。
アクセス
天城東急シャトルバス 0557-37-5121
JR伊東駅〜天城高原ゴルフ場までシャトルバスがでています。天城高原縦走登山口はゴルフ場にあり、通年運行されているのでアクセスは便利です。
時刻表を見て、登山計画をしてくださいね。
天城山の登山ルート
天城山縦走路は北口園地、天城峠、八丁堀を経て、ブナ・シャクナゲ・アセビなどの原生林の中を散策しながら天城高原までを歩く全長17kmのコースです。
天城縦走路入り口〜万二郎岳〜馬の背〜石楠立〜万三郎〜シャクナゲコース〜天城縦走路入り口
登山時間:4時間半
私は休憩や昼食の時間含めて、6時間かかったよ!
天城縦走路登山口
AM7:30に出発。天城縦走路口から四辻に向かって歩きます。
登山道
ゴロゴロした岩や木の根がありますが、そんなに難しい道ではありません。
標高が高くなるにつれ、景色が段々と変わっていきます。
枯れ木や葉っぱに霜がついて、樹氷になっていき、とても美しいです。寒くて指先が痛いので、冬用の手袋があってよかった。
東国ミツバツツジは5月に来ると紅紫色の花が美しく咲いているようです。
万二郎岳に到着
AM9:00、標高1,299mの万二郎岳に到着。
長居をすると身体が冷えるので、サンドウィッチを食べて、出発!
地上には梅や桜が咲く中、天城山はまだ寒い冬です。風がヒューヒュー吹いていて、まだまだ寒い。
アセビのトンネルはとても歩きやすい山道です。
アセビは3月〜5月に白い小さな花を咲かせます。このお花は有害植物で馬が間違って食べてしまうと酔ったようになることから、漢字で「馬酔木」と書きます。
石楠立
万二郎岳から馬の背、石楠立は多少アップダウンはありますが、比較的歩きやすいです。
石楠立と書いて、ハネダテと読みます。
天城シャクナゲは5月中旬〜6月上旬に薄桃色のお花が一面に咲くそうです。
風が強いところは樹氷がたくさん。まるで木にウロコが付いているみたい。
万三郎岳
10:45、天城山の最高峰、標高1,405mの万三郎岳に到着。
下山は木の階段がたくさんあって大変でした。土が掘れてしまった木の階段はとても歩きにくい。
湿気の多い山なので苔むしたところが多く、とてもキレイでした。
下山後は足がドロドロ
13:30下山。水溜りで靴をある程度洗いましたが、泥がたくさん付いています。
看板の下には靴底の泥取りが用意されています。えんぴつのように先を尖らせてくれているので取りやすい。
登山用の足カバー「登山ゲイター」をしていてよかった。
静岡筏場の水わさび見学
静岡県伊豆半島ではわさびの伝統栽培が盛んです。伊豆半島は年間4000mmの雨が降り、天城山の山体に雨が染み込みます。その地下水はわさび田に適しており、静岡の筏場の水わさびの代表的な景観になっています。
わさび田までにあるお店では、「山葵漬け」や「山葵の三杯酢」の加工品が販売されています。
また3月〜5月頃まではわさびの花や茎、根などが手に入れることができます。
私は山葵漬けと三杯酢、茎を買って醤油漬けにしましたが、ピリッとして美味しかったですよ。
登山が早くて終わったら、わさび田の見学をされてはいかがでしょうか?
農産物直売所「季楽多」で、わさびの茎や野菜を購入した時にワサビ田を教えていただきました。
温泉「神代の湯」
登山後に立ち寄った温泉は「神代の湯」です。こじんまりとしていて建物の所々に木を取り入れた趣きのある温泉です。無色透明で少しヌルッとするお湯で、落ち着いた雰囲気で入れる大人のための温泉といった感じです。
所在地: 〒410-2509 静岡県伊豆市梅木367−15
電話:0558-83-5388
まとめ
静岡県の天城山登山について書きました。
静岡県伊豆半島は雨多地帯で、天城山は別名「雨木」といわれています。
3月の初旬ではミツバツツジやアセビ、シャクナゲは寒くて咲いておらず、霜や樹氷のある白い世界でした。
雨が多いので苔むした木々や岩が多く、土が掘れてしまい木の階段が歩きにくいところがありました。
お花は見れませんでしたが、天城山らしい風景が見られたのではないでしょうか。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡