この記事は登山での転倒の原因と胸部打撲で病院に行ったことについて書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
近頃は登山人気で山頂に行くとたくさんの登山者に出会います。
群馬県の谷川岳はケーブルカーやリフトが出ていて、紅葉の美しい景色を眺望するには最高の山で、たくさんの観光客が訪れていました。誰でも手軽に山頂近くまで行けるのは便利なので、ぜひ景色を堪能して欲しいです。
しかし登山となれば別で、秋の標高の高い山には雪が積もっています。日中に溶けた雪は夜に凍りアイスバーンになります。
普通の運動靴で登る登山者をチラホラ見かけましたが、山陰はアイスバーンが多くとても危険。場合によってはアイゼンも必要です。…というモカリーナも気をつけていたにも関わらず、3回も転倒してしまいました。
何故転倒は起きるのでしょうか?小さな転倒は大きな事故にも繋がります。
この日、谷川岳では滑落した人に遭遇し、山岳救助のヘリコプターを見ました。紅葉の時期に潜む登山の危険を身に染みて感じました。モカリーナの転倒を元に、5つの原因について考えていきたいと思います。
目次
登山中の転倒の5つの原因
11月初旬の谷川岳は紅葉が美しいのですが、山頂は雪が積もっていて、日中は雪が溶け夜間に溶けた水が凍ってツルツルになっていました。
登山は午前7時過ぎに開始。ケーブルカーやリフトを使って山頂付近に行ったので、日陰部分には雪が残っていました。
転倒した場所
1、早朝の山の日陰側の木の道
日陰になった木の道では、凍った雪が残っていました。注意してはいましたが、「お先にどうぞ」と道を譲られ焦ってしまいました。
少しペースが早まります。木の階段を降りる時にツルっと滑り、尻餅をつきました💦
2、山頂付近、雪の段差を降りる時
アイゼンを付けて凍った雪道をザクザク。アイゼンを付けるのはこの日初めての体験でした。
後ろからくる人気を感じ、少し焦っていました。
雪のある段差を降りる時に、アイゼンを付けた片足がもう片方の足に引っかかっり前のめりに転倒し、20cmほどの石に胸部を打撲しました。
3、下山中の木の道のカーブ
下山のペースはスピードが速まります。そしてたくさんの人と一緒に歩くことになりました。
いつもより早歩きで歩かないと後ろが詰まってしまうのです。大抵は「お先にどうぞ」と言って譲るのですが、この時は下山時間を気にする焦りからハイペースに。
慎重にしていましたが、カーブする所で滑り尻餅をつきました。
木の階段は雪が溶けて凍っている所や濡れている所があり、木自体も斜めになっていたりと危険です。
転倒の5つの原因
転倒した原因は多々あり考えられることは、歩行技術・焦り・疲労・天候・登山道具です。
1、歩行技術
整備された町の道とは違い、山道は不整地です。普通の歩き方とは違います。平坦な道、上り坂や下り坂などによって歩き方を変えなければいけません。
歩行技術が身についていないと、急勾配や足場の悪い山道では転倒・滑落のリスクが高まります。
靴底にかける足の運び方がうまく出来てないの~💦
2、焦り
登山計画をして時間通りに進んでいない場合、焦りが生じます。日が暮れる前には下山しておく事が重要です。
また道を譲ってくれた時に早めに行こうと思うと危険です。気持ちが他に向いているので、注意散漫になります。
登山者はそれを知っているので、「ゆっくりどうぞ〜」と声をかけてくれます。焦りは禁物です。
3、疲労
日頃の体力作りはとても大切になります。上りも下りも脚力はとても必要で、踏ん張る力や平行感覚も必要になります。
このところ諸事情がありデスクワークが多くなっていて、運動する時間が少なくなっていました。谷川岳は想像よりも体力がいり、山頂に行く頃には足に疲れが出ていました。
4、天候
天候によって山の状態を知っておくことも大切です。
山道は雪が溶けてアイスバーンになっていたり泥道になっていたりして、滑りやすい状態でした。
また濡れた木の道、岩場はとても滑りやすいです。木の葉や木の根なども滑りやすく、気を付けなければなりません。
5、登山道具
自分の足にフィットした靴や靴下選びが大切です。登山靴は大きめではなくてピッタリの靴を履きます。
靴底のすり減りや劣化していないか、靴の状態のチェックも必要です。また新しいグッズを身につける時にも、慎重にしたいものです。
時々靴底が剥がれそうになっている人を見かけるけど、危険だよ!
山岳救助のヘリコプター
山の中腹部の下山道あたり、急勾配の岩場で滑落した人に出会いました。周りには居合わせた人がいて、保護してあげていました。
高齢の方で前から転けて頭部打撲したようで緊急の事態でした。包帯で覆われた額には血痕の跡があり、アルミのマットを身体にかぶせて体温が冷えないようにしてありました。
程なくして山岳救助のヘリコプターが現れました。結果ヘリで救出されるまで1時間以上はかかったと思います。
下山中、5〜6人の山岳救助に向かう消防隊員の方にすれ違いました。
1人の方の背中に背負われた大きな荷物は、簡易ベットを運んでいるのかなと思われる大きさ。とても重そうで表情が険しかったです。
ヘリに運ばれる姿を遠目に確認してホッとし、感動しました。助けていただき感謝の気持ちでいっぱいになりました。
胸部打撲して整形外科へ
雪の段差で転倒し石で胸部を打撲したのですが、数日安静にしていると痛みが治ってきました。でも大きい声で笑ったりすると痛みがでるので、念のため病院に行きました。
レントゲンを撮る
胸部は色んな骨などが重なり合っているので、骨折のヒビなどはレントゲンでは写りにくいそうです。
横からと真正面からのレントゲンを撮ってもらいました。
レントゲンの結果
結果はハッキリとは分かりませんでしたが、大きなズレなどはないとのこと。そして特に治療法はなく、安静が第一です。
肋骨は動く骨で、胸骨とくっついています。大きい声で笑ったりすると痛むのは、肋骨が大きく動くと胸骨が痛むとのことでした。
痛みが強い場合はコルセット、痛みをとるには湿布・痛み止め。どちらも特に必要がないのでもらいませんでした。
今後の経過について
ヒビが入っていても骨は2、3ヶ月で治るとのこと。痛みが取れさえすればスポーツも登山もOKだそうです。
2、3週間安静にしていればよいそうです(*´꒳`*)
まとめ
登山中に転倒して胸部を打撲しました。
胸骨は大きくズレることはほとんどなく、安静にしていればよくなるとのことでした。
楽しい登山も一歩間違えれば危険が伴います。体調管理や体力作りが大切です。また登山道具もとても重要です。
滑落事故と救急のヘリの出動を見て動揺しました。小さな転倒でも大事故に繋がる可能性があるので、十分に気をつけたいと思いました。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡