この記事は山形県の日本百名山の月山登山について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
山形県の百名山の月山は四季折々の自然を楽しめる山です。
夏スキーができるということもあり春には雪とブナの新緑、夏には残雪と高山植物の花、秋には紅葉が楽しめ、冬には雪の白銀の世界が楽しめます。
月山はリフト上駅までリフトを使い、整備された遊歩道で景色を楽しむことができます。
私は秋のシーズン終わりに行ったので、月山の斜面の錦の絨毯をギリギリ見ることができました。
登山途中に雨に降られ遠くの景色は望めなかったものの、山の景色や雨で白い霧が立ち込める月山神社はとても幻想的で美しかったです。
秋の錦の絨毯が一面に広がる 山形県の月山登山【日本百名山】
山形県の2つの日本百名山を登山しました。
- 1日目 月山
- 2日目 蔵王
合わせて読みたい!
蔵王山登山・蔵王連峰最高峰の熊野岳から苅田岳を歩く【日本百名山】
今回は月山で、雨天のだったのでレインコートを着ての登山です。
- 登山日 2021年10月15日(金)
- 登山時間 9:30〜15:30
- 登山ルート 志津口(リフト)コース
- 登山者 主人Gさん、モカリーナ
日本百名山の月山について
山形県の南西部にある月山は標高1,984mの山です。出羽三山の中で最も標高の高い月山は、羽黒山、湯殿山とともに古来より信仰の対象となってきました。
磐梯朝日国立公園に指定された月山は、日本百名山、新日本百名山、花の百名山と新・花の百名山に選定されています。
また山麓は月山山麓湧水群として名水百選、月山行人清水の森として水源の森百選にも選定されています。月山は残雪やブナなどの広葉樹林帯が自然のダムになっており、山麓には多くの湧水があります。
登山ルート

- 羽黒山口コース
- 湯殿山口コース
- 志津口コース
- 志津口(リフト)コース
- 装束場口コース
- 本道寺口コース
- 岩根沢口コース
- 肘折口コース 他
私が選んだコースはリフトを使って登る志津口コースです。
姥沢駐車場→月山リフト→牛首→月山神社→月山山頂→姥ヶ岳→金姥→姥沢駐車場
標高差500m、リフトを使ってリフト上駅へ約300mの標高をリフトでいっきに登るルートです。リフトを使用しない場合は姥沢小屋の分岐で右に向かい、リフト分岐までは1時間半ほど登山します。
姥沢駐車場

姥沢駐車場にはバス停もある無料の駐車場です。姥沢公衆トイレがあり、中に入るとキレイな水洗トイレだったので驚きました。

ここから月山ペアリフトへは徒歩15分ほど、車道には宿泊施設、食堂や売店などが建ち並んでいます。中には廃屋になっているものもありました。
「月山登山口」と書いてある看板があり、プレハブ小屋が建っています。そこで入山料1人200円を支払いました。

リフト乗り場は小高い場所にあって、眺めがとても美しいです。
月山リフト

- 片道 600円
- 往復 1,100円
※2021年のリフトは10月17(日)まででした。
月山リフト乗り場には水場があります。以前は外で飲用できたそうですが、コロナの関係で店内での水場となったそうです。

ペアリフトで約15分乗りリフト上駅に着きます。リフトに乗っていると「今日はガスっているので姥ヶ岳方面でなく、山頂に向かう方がいいですよ」と案内の放送がありました。
月山の斜面は錦の絨毯

リフトに乗って山頂に近づくにつれ景色が拓け、とても美しい光景が目に入りました。

秋の月山の斜面が赤、黄色、緑と、錦の絨毯と化していました。
木の板の道を進む

木の板の小道を歩いて、ガスっているので遠くの景色は望めませんでした。所々にビューポイントがあるようで、木のベンチが備え付けられていました。
牛首

牛首を越えた辺りから徐々に小雨が降ってきました。すれ違う人から「ボタボタ雨で山頂は断念した。雨具があった方がいいよ。」と言われました。
その通りしばらくすると徐々に雨が強くなり、ザックカバーを付けてレインコートの上下を着込みました。

登山にはレインコートは必需品です。

雨天時は長時間着用するので、いいものを選んでくださいね!
延命地蔵尊はお出かけ中⁈

ガレ場の急勾配がしばらく続きます。 石に赤い矢印で的確にナビゲートしてくれているので、その通りに進むととても楽に進めます。こんなにピンポイントで書いてある目印は初めてでした。
しばらく進む鍛治小屋跡の参道があり、雨風が緩みホッと一息。
そこに鎮座しているのが「延命地蔵尊」なのですが、お姿が見当たりません。

どこかにお留守中なのでしょうか?
鍛治稲荷神社・鍛治小屋跡

ここは昔山伏が月山の霊水で刀を鍛えていたといわれる鍛治小屋の跡地で、「鍛治稲荷神社」には御祭神の五穀豊穣の神である宇賀之御魂神を祀っています。
松尾芭蕉の石碑付近は風の通り場

江戸時代に月山を登った松尾芭蕉が詠んだ俳句、「雲の峯いくつ崩れて月の山」を刻んだ石碑がありました。
石碑近辺はビュービューものすごい突風で、身体が持っていかれそうになりました。
月山山頂小屋とトイレ

あまりに風が強いので月山山頂小屋に避難して、トイレ休憩とおにぎりタイムをとりました。トイレは使用料は100円です。
貼り紙には月山頂上トイレの維持費について書かれていました。毎年200万円以上もかかり、ヘリでの運送費が70万円もかかるとは驚きですΣ(゚д゚lll)

みんな紙を捨てているようですが、バイオトイレなのでお持ち帰りしてくださいね。
月山神社

山小屋を出て、少し歩くと月山神社が見えてきました。霧の中に見えた姿はとても幻想的です。
7/1~9/15までの期間は祓い場や神札授与所が開いていおり、お祓い、月山の御札御守や御朱印をいただけます。
境内は撮影禁止、写真撮影は鳥居の前までがいいようです。
- 月読命(つきよみのみこと)が祀られている
- 太陽のような天照大神に対して、月読命は月のような存在
- 天照大神の弟神とされ、夜の神、月の神ともいわれている

月読命は古事記などにあまり記載されていないので謎多き神様です。
月山山頂を探し出す

標高1984mの月山山頂に到着しました。
山頂近辺にはわかりやすい看板はなく、登山コースや山頂を探す人に度々会いました。私達もあちこちと月山山頂を探し回ってやっと見つけました。
月山山頂は月山神社の裏手にあり、神社の右横の道を下りしばらく進みます。「立ち入り禁止」と書いてある場所を越えてしばらく進むと登り道があります。
YAMAPでも分かりづらかったので、登山前に「月山トレッキング」のガイドブックをもらってから探す方がいいですよ。

山頂への看板は出ていません。

ガスっていたので尚のこと山頂が見つけにくかったです。
姥ヶ岳へ向かう

牛首まで戻ってきました。山頂よりは雨風が弱かったので姥ヶ岳に向かいました。
観光する人も歩きやすいように遊歩道になっていて、切り出した石や木の小道を歩きました。
急勾配を上り詰めると姥ヶ岳山頂へ到着!
後はゆっくり下山するのみです。
月山で出会った植物

蔵王アストリアホテル

翌日の蔵王登山のため、山形県山形市にある「蔵王アストリアホテル」に宿泊しました。
登山で疲れた身体を癒してくれたのは源泉かけ流しの露天風呂と広々したヘルストン温泉の大浴場です。また別棟温泉棟「露天の湯」は強い酸性の硫黄泉でお肌が白く滑らかになります。
浴衣も好きな柄が選べて、とてもいいお宿でした(*´꒳`*)
まとめ
山形県の日本百名山の月山を登山しました。
秋の月山は山の斜面が錦の絨毯を敷いたように美しい景色が広がっています。
牛首までの山道は整備されていて遊歩道になっていて観光するにもとても楽しめます。山道はアップダウンもあるので、登山に適した服装が必要です。
登山道は山頂に近づくにつれ険しくなります。石に赤い矢印で的確にナビゲートしてくれているので、その通りに進むのが1番です。
月山の山頂には月山神社の本宮があり、開山期間中はお祓い、御守りや御朱印などがいただけます。
月山は四季折々の自然が楽しめる山です。ぜひ参考にしてください。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡