雪景色が美しい群馬県の至仏山の残雪期登山!スキーやスノボーで滑走が楽しめる山【日本百名山】

この記事は群馬県の至仏山登山について紹介しています。

こんにちは、モカリーナです♬

群馬県の日本百名山の1つ至仏山は尾瀬のシンボル的な山です。

山頂からの展望もよく谷川岳や武尊山、越後駒ヶ岳など日本百名山の山並みがとても美しく見渡せます。

この山の最大の魅力は蛇紋岩に咲く貴重な高山植物で、基本的にはグリーンシーズンの7月から10月までが登山に適しています。

ところが例年4月下旬~GWまでの約2週間だけ残雪期登山が楽しめます。真っ白な雪原を歩いたり雪化粧の山並みを眺めたり、とても壮大な景色を堪能することができました。

また小至仏山や至仏山山頂近辺からはスキーやスノボーで滑走する人がたくさんいました。ヒップソリを持つ登山者にも出会いました。

この記事では残雪期の至仏山登山について書いていますので、参考にしていただければ幸いです。

雪景色が美しい群馬県の至仏山の残雪期登山!スキーやスノボーで滑走が楽しめる山【日本百名山】

群馬県の至仏山(しぶつさん・しふつさん)は標高2,228mの日本百名山の1つで、尾瀬国立公園に属しています。

至仏山はオゼソウ・ホソバヒナウスユキソウ・タカネバラなどの高山植物が有名で、尾瀬一帯を見下ろすことができます。

岩石の表面が蛇のような紋様が見られる蛇紋岩(じゃもんがん)に「蛇紋岩植物」という特殊な植物が生育することで植物ファンに人気があります。

  • 登山日 2023年4月22日(土)
  • 登山時間 9:30〜15:00
  • 登山ルート 鳩待峠〜小至仏山〜至仏山
  • 登山者 主人Gさん・モカリーナ

戸倉の尾瀬第一駐車場

尾瀬ヶ原や鳩待峠は5月中旬から10月上旬にかけて津奈木ゲートより先はマイカー規制が実施されます。

戸倉地区にある尾瀬第一駐車場、尾瀬第二駐車場に車を停めて乗合バスやタクシーを利用する必要があります。

2023年度のマイカー規制実施内容は以下のとおりとなっています。

  • 【規制期間】2023年5月19日(金)19時~10月31日(火)12時の毎日 ※19時~5時はゲート閉鎖により全面通行止め
  • 【規制区間】県道260号線の津奈木ゲートから鳩待峠口まで約3.5㎞
  • 【規制車両】全車両(乗合バス・タクシー・マイクロバス・許可車両等を除く)

乗合バスのほか常時乗合タクシーも運行しています。9人乗りジャンボタクシーや5人乗りタクシーは相乗り可能です。

バスや乗合タクシーの詳細はこちらでご確認下さい→こちら

バスの料金
  • 大人 1,000円
  • 小人 500円

私はダメ元で鳩待峠の駐車場まで車で登りましたがすでに満車でした。(駐車料金2,500円)

そこで尾瀬第一駐車場まで戻り、戸倉〜鳩待峠までバスで登りました。

モカリーナ
モカリーナ

バスは4月22日からの運行だったのでよかったです。

※バスの乗車時間は30〜40分ほど

戸倉(尾瀬第一駐車場)から鳩待峠へ

鳩待峠には休憩所やトイレ(使用料100円)があります。

戸倉(尾瀬第一駐車場)標高985m〜鳩待峠 標高1,591mで、標高差が約600mあります。

私の訪れた春の陽気の4月でも、鳩待峠では積雪があり季節が冬に逆戻りしたかのように寒かったです。

私は尾瀬ケ原に来た時にも鳩待峠に来たことがあります。その時の記事はこちらをご覧ください。

合わせて読みたい!

湖畔のキンコウカの黄色い花が美しい尾瀬ヶ原【群馬県】

服装や装備について

私は4月22日に至仏山登山をしました。ネットで調べると積雪があるということで冬装備を準備しました。

装備
  • (上)冬用ダウン・フリースウィンドブレーカー・長袖シャツ・アンダーウェアTシャツ
  • (下)アンダーパンツ長パンツレッグカバー・ソックス
  • (その他)アイゼン・厚手の手袋・軍手・帽子・冬用帽子・タオル・ザック(30ℓ余り)

※太字は私が登山中に使用したものです。

鳩待峠登山口より出発

鳩待峠登山口からは積雪が多く、レッグカバーアイゼンを装着しました。

登りはじめは緩やかな登り坂で、日向の雪は溶けて足が滑って歩きにくく日陰の雪は固まっていてアイゼンが刺さりにくいです。

登りは日陰の雪の上が歩きやすく、下りは日向の雪の上が歩きやすく滑るようにして歩きました。

雪道は迷いやすいので、赤い目印を頼りに進んでいきます。

雪原の広がるオヤマ沢田代

オヤマ沢田代は湿地帯ということですが積雪で看板も埋もれていて…、多分この辺りかな💦

拓けた場所に雪原が広っていて、景色は最高でした!

オヤマ沢田代は私の訪れた4月は雪景色でしたが、初夏にはワタスゲ、8月にはキンコウカなどが楽しめる場所です。

小至仏山を横切る

積雪があったので標高2,162m小至仏山の山頂へは行きませんでした。

積雪の斜面の細い道に強風が吹いて歩きにくい。登りはなかなか足が進まなかった雪道も、意外なことに下りは雪を蹴りながら滑るようにスピーディーに歩けました。

スキーやスノボーで滑走を楽しめる至仏山

滑走を楽しみに来た御一行はスキーやスノボーを持って、小至仏山や至仏山山頂付近から一気に下り滑走を楽しんでいました。

登りはスキーを履いて私よりも早くスイスイと歩いて登り、下りは一気に斜面を滑り降りていきます。とても気持ち良さそう。

ヒップソリをザックにぶら下げている登山者にも出会いました。足も疲れるのでちょっとした斜面ではソリがあったらとても便利ですよね。

至仏山の山頂へ

標高2,228m至仏山山頂へ着きました!

展望はとてもよく拓け360度パノラマビューです。雪化粧した谷川岳や武尊山、越後駒ヶ岳など日本百名山の山並みがとても美しい。

燧ヶ岳や尾瀬ケ原も見えました。

山頂でお昼を食べる

山頂に到着したのは13:30でお腹がペコペコ。

持参したおにぎりとソーセージを食べました。赤飯は硬く、寒い所ではちょっと不向きかも…

長居すると身体が冷えてきます。キレイな景色を堪能して元来た道へ下山しました。

まとめ

群馬県の日本百名山の1つ至仏山登山をしました。

蛇紋岩に生息する特殊な高山植物は積雪のため見ることはできませんでしたが、雪景色と雪化粧した山並みがとても美しかったです。

「1番いい季節に来た〜」という言葉を幾度となく繰り返していました。

雪の歩行は通常の何倍も体力を奪われます。アイゼンを雪にしっかり差し込みながら歩くのが大変でした。

登りは荒い柔らかな雪で足が滑り私はよく転けたので、Gさんが一歩ずつ雪を固めながら足型を付けてくれました。

今回の登山の歩数はGさんが21,000歩、私は24,000歩、足がとても疲れました。

それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

モカリーナより♡

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