この記事は蔵王山登山、熊野岳から刈田岳について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
蔵王といえばスキー場、温泉地、樹氷、スノーモンスターや蔵王エコーラインの雪の壁などを思い出す方も多いのではないでしょうか?
標高1,840mの蔵王山はロープウェイや車を使って山頂を目指せる山です。駐車場近辺には蔵王山頂レストハウスがありトイレ、売店やレストランがあり観光化されています。
その近辺には刈田岳や蔵王屈指の観光スポットの御釜があります。緑色の水は光線の具合によって色が変わることから五色沼と呼ばれています。
この日は雨天にもかかわらず、たくさんの観光客で賑わっていました。
馬の背を歩いて蔵王連峰最高峰の熊野岳山頂を目指しました。ここからは標高はさほど変わらないものの、雨風が強くなるので装備は整えていく方がいいですよ。
蔵王山登山・蔵王連峰最高峰の熊野岳から苅田岳を歩く【日本百名山】
山形県の日本百名山の2座を、2日間で登山しました。
- 1日目 月山
- 2日目 蔵王
合わせて読みたい!
今回は蔵王山登山です。
- 登山日 2021年10月16日(土)
- 登山時間 8:15〜11:30
- 登山ルート 蔵王エコーライン〜熊野岳
- 登山者 主人Gさん、モカリーナ
私は転勤で宮城県に住んでいた時に、一度スキーで蔵王を訪れたことがあります。冬の蔵王は髪の毛やまつ毛に霜がたくさん付き、ガタガタ震えるほど寒かったのを覚えています。
その時に見た大きなスノーモンスター。その樹氷の芯となっているのはアオモリトドマツと呼ばれる常緑の針葉樹です。
そのアオモリトドマツは虫喰いの被害を受けて木が痩せ細り、スノーモンスターも痩せているということです。
山形県の蔵王山とは
蔵王連峰は東北地方の中央を南北に連なる奥羽山脈の中にあって、宮城県と山形県の両県南部の県境に位置する連峰です。
奥羽山脈において火山活動を繰り返しながら形成された複合火山群なので、蔵王という単独の山は特にありません。
蔵王といわれる由来は、かつて修験道の場であり蔵王権現を祀ったことにはじまります。
蔵王連峰は宮城県側を「宮城蔵王」、山形県側を「山形蔵王」呼ばれます。この蔵王は「ぞうおう」がなまって「ざおう」と言われるようになりました。
蔵王連峰の東側には火口湖を源とする不帰の滝や、振子滝、地藏の滝、不動滝、日本の滝百選の三階の滝があります。
また山形県側に蔵王温泉、宮城県側には峩々温泉、青根温泉、遠苅田温泉、渓谷の中にはかもしか温泉という野湯があります。
その他蔵王には数々の宿泊施設、スキー場などがあります。
登山コース
- 蔵王ロープウェイ山頂線-樹氷高原駅-ユートピアリフト-観松平・いろは沼(約1時間)
- 蔵王ロープウェイ山頂線・山麓線-蔵王山麓駅-水芭蕉群生地-鴫の谷地沼-斎藤茂吉歌碑-蔵王山麓駅(約1時間)
- 蔵王温泉バスターミナル-蔵王ロープウェイ山麓線・山頂線-地蔵岳-熊野岳-御釜-刈田岳 (約1時間30分)
- 蔵王エコーライン-刈田岳-御釜-熊野岳-地蔵山-鳥兜-蔵王中央ロープウェイ-蔵王温泉バスターミナル (約2時間45分)
蔵王山へは蔵王ロープウェイ、蔵王エコーラインや車で行くことができます。
私が選んだのは蔵王エコーラインで車を使用するコースです。雨天で悪天候だったため熊野岳までにしました。
蔵王エコーライン-熊野岳-御釜-刈田岳
蔵王エコーラインはまさかの期間夜間通行止めで8:00から開通のため登山開始時間が遅くなりました。悪天候ではありましたが、比較的簡単な山だったのでよかったです。
エコーラインの通行料は550円でした。蔵王山はその中にあるので、その料金で出ることができました。
蔵王山頂レストハウス
蔵王山頂レストハウスは、蔵王エコーラインラインの終点にある1番近い駐車場からすぐ近くにあります。
1階にトイレや土産屋、無料休憩所などがあり、2階にはレストランがあります。
営業時間(9:00〜16:30)外はトイレは使用できず、近くのリフト乗り場へ迂回しなければなりません。
※私は2021年10月16日に行きましたが、売店の方が「ここはシーズンオフで17日(日)に営業終了になる」と言っていました。
馬の背を歩く
蔵王山の馬の背は、山頂近辺までは険しいもののとても平坦でなだらかな登山道です。観光者でも十分に歩ける遊歩道といった感じです。
登山道には注意勧告の看板が少し進むごとにありました。「蔵王は活火山なので、火山活動が活発になる時があるので急いで避難をしてほしい」との内容です。
私の登山した日は雨天だったので熊野岳避難小屋近辺は雨風がとても強く、レインコートがないと厳しいと思います。
熊野岳避難小屋
熊野岳避難小屋の近辺は小高い場所にあり、雨と豪風が吹き荒れていました。
小屋の中には緊急事態に備えてグッズが設置されていました。
噴火の際の避難はもちろんのこと、雨風から身体を休めることにとても有り難く感じました。
置いてある黒電話は線が切れていてました。
携帯電話は繋がるようです。
ワサ小屋跡
熊野岳避難小屋を出て山頂方面へ歩くと、ワサ小屋跡あり屋根はありませんでした。
なぜワサ小屋っていうの?
昔ここにあった山小屋で、おワサさんという老婆が
参拝者の面倒を見ていたらしいよ。
蔵王山神社
しばらく進むと雨風が緩み、風の通り道が途切れました。そして熊野神社近辺ではまた雨風が強くなりました。
雨風がすごい~💦
蔵王山神社へお参りしました。御祭神は須佐之男命です。
お賽銭箱は祠に開いた穴に入れるのですが、幅の狭い階段で入れにくかったです〜(>_<)
境内にも避難小屋があり御朱印のスタンプをいただけるとのことでしたが、横開きの扉が開かず入れませんでした。
熊野岳山頂へ
標高1,840mの熊野岳山頂に到着!
蔵王山神社を少し進んだ所に熊野岳山頂がありました。
山頂付近は雨風が強かったので地蔵岳に行くのを断念してお釜を見に戻りました。
蔵王山の御釜を見に行く
蔵王山の象徴としてみられている御釜は五色沼とも呼ばれています。
御釜への下り道をどんどん降っていくと、とても美しい緑の沼が見えてきます。
御釜は火山爆発によってえぐられた中央火口丘て、その周囲をぐるりと囲まれています。これを水を入れた釜に例えたものです。
火口付近はミスト状の雨が降っていて当然御釜の中は見ることができず、湯だった白い湯気のようなガスを眺めただけでした( ; ; )
刈田岳山頂にある刈田嶺神社へ向かう
御釜から刈田岳(かっただけ)へと向かいました。刈田岳山頂には刈田嶺神社があります。
御釜や刈田岳は蔵王山頂レストランや駐車場からすぐの所にあるため、雨天にも関わらず観光客もたくさん訪れています。
御祭神は天之水分神・国之水分神(あまのみくまりのかみ・くにのみくまりのかみ)
蔵王はかつて吉野の金峯山から蔵王の山頂に蔵王権現を分祀して修験道の場とされました。これに起源を持つ刈田嶺神社が刈田岳山頂に鎮座しました。
刈田岳神社の境内に、刈田岳山頂(標高1,758m)がありした。
いも煮汁汁と玉こんにゃく
今回食べたいも煮汁には里芋の入っていて白味噌の豚汁といった感じで美味しかったです。
でもいも煮汁をレストランで食べる人は少なく、ここの名物釜カツ丼など他の物を頼んでいました。
いも煮汁は芋煮会で秋に河原などで里芋を使った鍋料理を食べる物なので、室内では雰囲気が出ないのだと思いました。
玉こんにゃくはかつて屋台で食べた通り、味が染み込んでいてとてもおいしかったです。
私は宮城県に住んだことがありますが芋煮会で食べる機会がなかったので、どんなものか食べられてよかったです(*´꒳`*)
まとめ
宮城県と山形県の境目にある日本百名山の蔵王山を登山しました。
蔵王山は登山というよりはハイキングするという感じで、標高差やアップダウンもほとんどありません。
駐車場近くにある刈田岳や御釜は観光化されているので、雨天でも観光客がたくさん訪れていました。
天候によっては山頂付近は雨風が強く、レインコートがないと厳しいので気をつけてください。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡