この記事は福島県二本松にある玉嶋屋の玉羊羹について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
突然ですが、玉羊羹って知っていますか〜?
羊羹がゴムでできたヨーヨーの中に入っていて、爪楊枝で突くとパーンと割れて食べられる、そうアレです!
この玉羊羹を初めて作ったお店が「玉嶋屋」で、今巷で出回っている玉羊羹を模倣して作られたものです。
この羊羹がスゴイのは昔ながらの技法で作られているところです。ガスが普及される中、楢の薪を燃料として練りあげられた羊羹は、あずき本来の風味が生きている昔ながらの羊羹です。
手間暇のかかるので全国で数件しか作られていない技法です。玉嶋屋さんのお菓子を食べると、人に喜ばれるお菓子を作りたいという精神が伝わってくるような気がします。
二本松の玉嶋屋の歴史ある羊羹・練り上げられたキメ細やかなあんこ【福島県】
玉嶋屋の建物は大正7年の本町の大火の後すぐに立てられた木造建築で、登録文化財となっています。
- 徒歩…二本松駅より徒歩5分
- 車…二本松インターを降りて左折して5分
玉嶋屋:「宝潤羹 5個入×2箱」贈答品にも最適な一品
玉嶋屋の歴史
玉嶋屋の羊羹は江戸時代に東北各地の大名に所望された逸品です。また二本松のお殿様が徳川将軍家に献上されていました。
時代に流されずに楢の薪を燃料にして、昔ながらの技法で作られています。
また平成8年には皇太子様、雅子様にもお召し上がりになったそうですよ。
二本松の店舗内にあるどデカい玉羊羹
店舗内には驚くほどどデカい玉羊羹があります。
この座布団の上に置かれた玉羊羹は普通の玉羊羹の52個分、重量は何と17.1kgもあるんですよ〜。
玉嶋屋の元祖玉羊羹
玉羊羹は昭和12年に生まれました。
店主さんにお聞きした所、羊羹を個々にお配りするために作られたのが玉羊羹なんだとか。小分けにして配るために、試行錯誤を繰り返して作られたということですね(*´꒳`*)
このゴムの中に入れた羊羹を発案したのは6代目当主さんで、当時は「日の丸羊羹」という商品名でした。
終戦後1度途絶えた「日の丸羊羹」は、再び「玉羊羹」と改名されてヒット商品となりました。全国にある玉羊羹は、玉嶋屋の玉羊羹を元祖として作られたものです。
今も昔と変わらず樹齢23年の楢の薪を燃料として練り上げられた羊羹は、全国でも数件を残す技法です。あずき本来の風味が生きている歴史を感じさせられるお味です。
二本松の玉嶋屋でお買い物
玉嶋屋の羊羹
竹の皮に包まれた羊羹を開けるとグラッセ状の糖衣が纏ってあり、「二本松羊羹」と呼ばれる玉嶋屋オリジナルの羊羹です。
玉嶋屋:「本練羊羹・栗羊羹・黒羊羹詰合 3棹入」人気の羊羹のセット
玉嶋屋の玉羊羹
玉羊羹を爪楊枝でプチっと刺すと、クルリとゴムが剥けて面白いですよね(*´꒳`*)
玉嶋屋の玉羊羹はきめ細やかな練あんでとても濃厚です。小さく見えるのに、重厚感のある味わいで満足できる逸品です。
玉嶋屋「玉羊羹 20ヶ入折」 薪を燃料に煉り上げた福島名物、昔ながらの一口羊羹
志保閑満(しおがま)
江戸時代に「仙台のしおがまに勝るものを作れ」という二本松のお殿様の命により開発された干菓子です。
開封すると2つに分かれていて、あんこなどは入ってないお菓子で、ゆかりが混じっているお上品なお味でした。
YOKAN DE SIBERIA
マルングラッセ入りのシベリアは、玉嶋屋の羊羹をカステラ生地をで包み、あんこにはマロングラッセが練り込まれたお菓子です。
昔ながらのお菓子シベリアを若い世代の方にも楽しんでもらえるように作られた新商品です。
夏場には冷やして食べるとまた一味違った味わいが楽しめます♪
アンドーナツ
小ぶりながらも濃厚なあんこで重厚感のあるアンドーナツ。
きめ細やかなあんこを食べた時に、うわっ、一味違う〜と思いました。
大豆油で揚げた饅頭で卵を使用していないそうですよ。
まとめ
二本松にある玉嶋屋で羊羹や玉羊羹を購入しました。木造建築のお店は登録文化財になっています。
羊羹は東北地方の大名に所望され、二本松のお殿様が徳川将軍家に献上されていました。
現代ではガスが普及する中、楢の薪を使って昔ながらの技法で作られた練りあんは、あずきの風味が生きています。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
玉嶋屋:「本練羊羹 2棹入×2箱」伝統和菓子職認定
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡