この記事は兵庫県淡路島の絵島について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
淡路島に着いて、ぜひ行っていただきたいのが絵島です。
この島は国生み神話として、日本最初の国土として伝承されています。
太古の昔イザナギ・イザナミの二神が、国づくりの最初に生まれた国が「オノコロ島」とされています。淡路島を指すともいわれ、また絵島であるという説もあります。
絵島は淡路島の景勝地で、古来よりその美しさからたくさんの和歌が詠まれ、人々に愛されてきました。
夜は美しくライトアップされているそうです✨
淡路島屈指の景勝地「絵島」
アクセス
駐車場
岩屋ポートパーキングは1時間無料で使用できます。
絵島まで徒歩数分なので、こちらを利用してください。
絵島の魅力に迫る!
太古、イザナギ・イザナミの二神が、国づくりの最初に生まれた国が「オノコロ島」であり、淡路島を指すとされていますが、この絵島であるという説もあります。
島の頂上にある石塔は、平清盛の兵庫築造の祭に、人柱となった侍童、松王丸の菩提を弔うために建てられたものと伝えられています。この島は、砂岩でできており、もとは陸つづきでしたが波の作用によって島となりました。
この自然が生み出した絵島は、周囲の山水との調和も見事で、特に夜景は「海に浮かぶ光の舞台」として、神秘的な姿で人々を魅了します。
島の美しさは万葉の昔から歌い詠まれ、多くの人々に愛されています。
(看板より)
1、国生み神話に登場する「おのころ島」
古事記・日本書紀の国生み神話に登場する「おのころ島」。
淡路島の中でも「おのころ島」伝承地はいくつかあり、そのうちの1つとされています。
はるか昔、地球にまだ何もなかった頃のお話です。
イザナギ・イザナミの二神が天と地の境目にある天の浮橋の上に立って、玉で造られた神聖な矛「天の沼矛(ぬぼこ)」で青海原をかき回しました。
その矛先から滴り落ちたしずくの塩や泥が、凝り固まりおのころ島ができました。
この島は日本最初の島とされています。
後に二神は淡路島を産み、次に四国、沖ノ島、壱岐島、対馬、佐渡島を産みました。そしてついに本州をお産みになられたそうです。
2、松王丸の美しき悲話
絵島頂上の石塔
昔から月見の名称として名高い絵島は、平家物語の「月見の巻」にも登場しています。
絵島の山頂には人柱となった平清盛の小姓、松王丸を祀った浅間大明神と書かれた石塔がたっています。
平清盛が大輪田の泊(兵庫の港)築造の際、淡路島や絵島の美しさについて松王丸とよく語り合ったことを思い出し、港の見える絵島の上に心を込めて建てたといわれています。
心優しい少年 松王丸
では何故松王丸は人柱になったのでしょうか?
平清盛は中国の宋との貿易のため、兵庫に大きな港を建設しようとしました。
しかし南東からの風や波で工事は難航しました。祈祷師の占いによって龍神様の怒りを鎮めるために、30人の人柱を立てることになりました。
人柱となったのは生田の関所で捕らえられ旅人。旅人達の家族の泣き叫ぶ声が響きました。
清盛の多勢の中の1人の17歳の小姓松王丸が幾度となく清盛を説得し、30人の身代わりとなり人柱となりました。
3、珍しい3千5百万年前の地層
絵島は砂岩でできていてもとは陸続きでしたが、波の作用によって島となりました。
地質学的に珍しい約 3千5百万年前(古第三紀始新世)の岩屋累層 砂岩層が露出した小島で、岩肌の侵食模様が特徴的です。
4、万葉から親しまれる島
平家物語「月見の巻」では、1180年福原に新都が移された頃、貴人たちが舟を出して絵島を愛でながら歌会を催したと記されています。
西行法師
「千鳥なく 絵島の浦に すむ月を
波に移して 見るこよひかな」
(山家集)
千鳥の鳴いている絵島の浦の澄んだ月を、波に移して見ている。今夜の月は何と美しいことだろうか。
絵島の美しさは古来より人々を魅了し、淡路島を誇る景勝地となっています。
夜にはライトアップもされ、人々の目を楽しませてくれています。
岩屋漁港からの明石海峡大橋
明石海峡大橋は、兵庫県神戸市垂水区と淡路市岩屋とを結ぶ明石海峡を横断して架けられた橋です。
全長3,911mの世界最長の吊り橋です🌉
岩屋漁港からも明石海峡大橋が望めます。
漁港では釣りをする人がたくさん、家族連れで楽しんでいましたよ(๑˃̵ᴗ˂̵)🎣
まとめ
淡路島の岩屋漁港近辺にある「絵島」の4つの魅力について書きました。
淡路島屈指の景勝地である絵島は、古代よりその美しさから人々を魅了しできました。
国生み神話では日本最初の島、「おのころ島」の伝承地の1つとされています。
平清盛が小姓 松王丸の石塔が頂上にありますが、入山はできません。
断層の色合いがとても美しい絵島、淡路島に来た時にはぜひ足を運んでくださいね。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡