こんばんは、モカリーナです。
この記事は高千穂の夜神楽について書いています。
お昼間にも一度訪れた高千穂神社。
夜にも訪れたのは夜神楽を楽しむためです(๑˃̵ᴗ˂̵)
本来は夜通し奉納する夜神楽を、365日毎夜1時間だけ観光客向けに舞ってくれます。
夜通し奉納する夜神楽を観光客向けに舞う時は、教育的指導を受けないようにソフトタッチな表現に抑えて披露しているようです(*´꒳`*)
神様によって力強い舞や優雅な舞など違った魅力があります。
中でもイザナギ・イザナミの二神は人間の形をした神様で、とても親しみを持てます。
観客席に降りてきて絡んだり、お酒に酔ったり。
今とは違い神様と人はもっと身近に感じられる存在であったのかなと思わせられます。
目次
高千穂の夜神楽
高千穂の夜神楽(たかちほのよかぐら)は、宮崎県西臼杵郡高千穂町に伝わる民俗芸能。毎年11月中旬から2月上旬にかけて、町内のおよそ20の集落でそれぞれ氏神を民家等に迎えて奉納される神楽の総称である。幸多き秋の実りに感謝し、来年の豊穣を祈願するため神々に33番の神楽を奉納する。(Wikipedia より引用)
高千穂の夜神楽は 岩戸神楽 ともいい、1978年に 国指定重要無形民俗文化財 に指定されています。
夜神楽の席取り
神社には広めの敷地に無料の駐車場があります。約100台位駐車できます。
モカリーナはお昼間に高千穂神社を参拝した時に、あらかじめ夜神楽について受付の人に聞いていました。
- 19時 受付開始
- 20時 夜神楽 開始
- 21時 夜神楽 終了
神楽殿で奉納される高千穂神楽の拝観料は1人 700円 です。
神楽殿の中にある山の神の木「大欅(ケヤキ)」
受付開始から神楽の開始時間までは時間があります。
神楽殿の中は広い畳部屋です。
席は見やすい前側の席から埋まっていきます。
もし席を立たれるのでしたら、 座布団を持って行って席とりをしましょう。
ホテルの送迎バスで団体客が来る前に先取りしてください。
あっという間に満席になります。
受付開始時間には来て、前側に座るのがおススメだよ!
モカリーナは宿で座布団をお借りし、夜神楽の席とりをして、
外でご飯を食べてから戻りました。
ほか弁を買って食べたよ〜!
夜神楽 開始
毎年11月の中旬から翌年の2月にかけて各村々で33番の夜神楽を実施して、
秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願するものです。
その中で4番の舞を公開しています。
- 手力雄(たぢからお)の舞
- 鈿女(うずめ)の舞
- 戸取り(ととり)の舞
- 御神躰(ごしんたい)の舞
① 手力雄の舞
天照大御神が天の岩戸にお隠れになったので、力の強い手力雄が天の岩戸を探し出すため静かに音を聞いたり、考えたりする様子を表現しています。
② 鈿女の舞
天の岩戸の場所が分かったので、鈿女命が岩戸の前で面白おかしく舞い、天照大御神を岩戸より誘い出そうとする舞です。
気品にあふれた優雅な舞だね〜!
神話の中では天の鈿女はほとんど衣をまとっていない姿で実際は舞を舞いました。
力強くエロティックな動作で踊って、八百万の神々を大笑いさせたのだそうです。
③ 戸取りの舞
天の岩戸の場所も岩戸の戸も、どこにあるか分かりました。
手力雄命が岩戸を取り除いています。
天照大御神を迎え出す舞で勇壮で力強く舞う舞です。
④ 御神躰の舞
御神躰の舞は、一名国生みの舞といわれています。
観客を巻き込んで楽しませてくれました。
イザナミの命が愛想よく、ジリジリと舞台の前方へ。
仕草がとても可愛いらしい♡
まさか舞台から降りてくるの〜?
と思っていると、イザナミの命はあちこちの男性に愛想を振りまいて近づいてきます。
イザナギの命がコラコラと叱りにきます。
話し合って和解!
かと思いきや、今度はイザナギの命が女性の所へ。
モカリーナの所にも来ましたよ!
主人Gさんがジェスチャーでダメダメ。
イザナミの命が叱りにきます。
こんなやり取りがしばらく続いて、会場が沸き立ちました✨
前の方に座るのが絶対に楽しいよ~!
田植えをして、
秋に収穫をし、お酒を作ります。
イザナギ・イザナミの命は仲睦まじい夫婦です。
イザナギの命がお酒を飲んで、
こんなことも…。
ソフトタッチに抑えてます。
本来の夜神楽では馬乗りになるんだって~。
ぐーぐー寝ちゃったイザナギの命を、ツンツンと棒で突くイザナミの命。
まるで人間の夫婦のような感じの仲良しさんです。
ツンツン突いてる!
イザナギ・イザナギの二神が酒をを作ってお互いに仲良く飲んで抱擁し合い、
極めて夫婦円満を象徴している舞です。
<夜神楽せり唄>
笛担当の方が進行係をして楽しいお話やエピソードなどを交えながら、舞台と観客の一体感をはかります。
モカリーナは御幣の緑を買いました👍!
笛や太鼓は夜神楽をしている間中ずっと演奏しています。
30分経ったところで休憩が入りました。
その時に夜神楽せり唄を一緒に歌いました。
♪ 夜神楽せり唄 ♪
1,今夜(こよ)さ夜神楽にゃ せろとて来たがサイナー
せらにゃそこのけ わしがせるノンノコサイサイ
※ヨイヨイサッサ ヨイサッサ ヨイヨイサッサ ヨイサッサ
2,さまは三夜(さんや)の 三日月さまよサイナー
よいにちらりと 見たばかりノンノコサイサイ
※繰り返し
まとめ
高千穂神社の夜神楽を見に行きました。
11月中旬から2月上旬まで夜通し奉納する夜神楽を、観光客に親しんでもらうために、365日間1時間だけ舞を舞っています。
予約はしていないので、当日19時にいい席を確保してください。
美しい 手力雄の舞 ・上品で優雅な 鈿女の舞 ・勇壮で力強い 戸取りの舞 、そして夫婦円満を象徴した 御神躰の舞 。どの舞も見応えがありました。
夜神楽の御神体の舞に出てくる神様は人型の神様です。イザナギ・イザナミの命の舞を見ながら、かつては自然が生活の中に当たり前のようにあり、神様と人はとても身近に感じられる存在であったのだと思いました。
また神話では女神の鈿女が胸や下半身を露わにして舞を舞います。また夜神楽ではイザナギ・イザナミの夫婦の抱擁などを現代風にソフトタッチにして舞っています。
代々受け継がれてきた伝統的な夜神楽。ここ数十年で犯罪の抑止のため性の描写などに規制がかかり、制限されてしまうことが果たしていい事なのかと少し疑問にも感じられました。
1時間ではありましたが、十分に夜神楽は楽しめるように工夫されています。是非高千穂へお越しの際は観ていただきたいです。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
モカリーナさん、神様に言い寄られたんですか~。
大変だ~。(^_^;)
写真の「御幣500円」が俗っぽくて気になっていたのですが、購入されたんですね。
本来の形で観られたら、もっと良かったですよね。
TOM(id:tom-oey)さん、こんばんは!
あっ、ホントだ!神様に言い寄られちゃった〜。
面白くて親しみのある神様でしたよ。
とても楽しい時間を過ごせたので、御幣を買って帰りました。
夜通し神楽を奉納するってすごい体力がいりそうです。