こんばんは、モカリーナです。
この記事は対馬最北端にある「韓国展望所」の紹介です。
対馬厳原(いずはら)港より、対馬最北端へバイクで2時間ほど走り、韓国展望所へと向かいました🏍
韓国展望所は韓国の古代建築様式を取り入れた美しい建物で、内部は資料館になっています。
展望所からの眺めは美しく、天候のいい日には韓国釜山の街並みが臨まれます✨韓国がお隣の国であることをでき、感慨深い気分になります。
展望所のある鰐浦地区は天然記念物ヒトツバタゴの自生地で、5月には白いお花が満開を迎えます。
対馬に観光で訪れた際には、ぜひ訪れたい韓国スポットです。
(2019年10月19日の記録です。)
対馬最北端にある韓国展望所
対馬厳原(いずはら)港から最北端にある韓国展望所へ向かいました。
距離は約80km、バイクで2時間ほど走りました。
雨のチラつく10月の早朝のバイクはとても寒く、持参した服を全部着込んでカッパを着ての出発でした。
朝5時に港へ着き、持ってきたおにぎりを食べ、ターミナルで歯磨きや着替えをすませました。対馬は買い物するところが少なく、おにぎりを持ってきてよかったです。
バイクに2人乗り、登山道具を持っての旅なので、必要最低限まで荷物を減らしました。
モカリーナは後部座席に乗ります。
寒いけど、眠い〜😪💤
眠ってしまっても大丈夫なようにと、主人Gさんが用意してくれたのはバイク用の補助ベルトです!
アクセス
韓国展望所と資料館
韓国の古代建築様式を取り入れた韓国展望所は、ソウルのパゴタ公園にある多目的施設をモデルにしています。
建物内は資料館になっていて、模型やパネルの展示などがありました。
無料で自由に出入りすることが出来ます。
対馬近海の海図
対馬は韓国釜山まで49.5km、博多港まで145kmに位置しています。
日韓交流の拠点としての対馬
対馬は日韓交流の拠点として、大きな役割を担っています。
パネルをお読みいただければよく分かるとは思いますが、モカリーナが文章を抜粋してまとめました。
氷河期は日本列島は大陸と陸続きでしたが、日本海と東シナ海がつながり対馬は島となって残りました。そのため対馬特有の生物が数多く残っています。
古代より対馬は朝鮮半島に度々交戦し、中世ではモンゴル帝国や高麗の侵略を受けました。
近世には豊臣秀吉に命より朝鮮と6年間に及ぶ戦争が繰り広げられ、日朝間の窓口となった宗氏の願いも虚しく国交が断絶しました。
戦後の倭寇交渉は対馬藩の努力の甲斐あって、徳川家康と朝鮮側の使節団との会見が実現し、12回の 朝鮮通信使 の派遣が実現しました。
そして現在においても両国は産業、貿易の交流などの密接な関係にあります。
日韓交流の拠点として、韓国との交流行事、祭りやイベント、ホームステイが盛んに行われています。
(パネルより)
朝鮮通信使
朝鮮通信使とは、室町時代から江戸時代にかけて李氏朝鮮から日本へ派遣された外交使節団である。正式名称を 朝鮮 聘礼 使と言う。その名の通り江戸幕府はこれを事実上の朝貢使節として扱っていた。
(Wikipedia より引用)
朝鮮通信使は江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節です。
豊臣秀吉の朝鮮出兵によって途絶えた国交を回復させようと、江戸時代に徳川家康が招いたことにより始まります。
江戸幕府の将軍が代わるごとに日本を訪れ、学問や文化の交流も深めました。使節団は対馬から日本へ入り、対馬藩が朝鮮との外交交渉を担いました。
1607〜1811年に12回来日し、正使や副使を筆頭にその数は400〜500人にものぼったとされています。
展望所からの眺め
天候に恵まれた時には韓国釜山の街並みが見え、夜景も美しく見えるそうです。
釜山がうっすらと見えています✨
朝鮮国訳官使殉難之碑
展望所のすぐ近くには「朝鮮国訳官使殉難之碑」があります。
対馬市観光案内板
韓国展望所への階段横にある案内板です。
鰐浦地区は国内最大のヒトツバタゴの自生地です。
お花の写真が撮れなかったので、案内板を見てください。
ヒトツバタゴの自生地
ヒトツバタゴはモクセイ科の大陸系植物で、天然記念物、絶滅危惧種です。
古代より対馬を象徴する植物として、対馬市の木に指定されています。
5月初旬に花が咲くので、3000本のヒトツバタゴが、ちょうど白いお花が満開を迎えている頃です。
韓国展望所の入り口
韓国展望所のゲートは、釜山の韓国国際ターミナルの入口ゲートをモデルにしています。
韓国展望所の入り口をくぐってすぐに、整備された駐車場とトイレがあります。
オレンジと赤いお花が、門のから展望所までとても美しく咲いていました。
まとめ
対馬最北端にある韓国展望所の紹介をしました。
韓国展望所は韓国の古代建築様式を取り入れた建物で、ソウルのパゴタ公園にある多目的施設をモデルにしています。
展望所の内部は資料館になっていて、対馬と韓国の歴史や日韓交流の拠点としての役割などについてのパネルが展示されています。
対馬は韓国釜山まで最短距離49.5kmで、展望所からは天候がいいときは釜山の街並みや夜景などが眺められます。
展望所のある鰐浦地区は、天然記念物ヒトツバタゴの自生地で5月になると満開の白いお花が見られます。
展望所から歩いて「豊砲台跡」に行こうとしましたが、距離があったのでバイクで向かいました。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡