この記事は東京都の雲取山登山について書いています。
こんにちは、モカリーナです♬
東京都の日本百名山の1つの雲取山登山をしました。雲取山は東京都の最高峰の山で、山頂からは富士山やアルプス山脈がとても美しく見えます。
山頂へは東京都、埼玉県や山梨県から色々な登山ルートで行けます。その中で人気の3つの登山コースや登山時間を紹介しました。
1番ポピュラーな鴨沢コースは雲取山の他、七ツ石山、ブナ山や小雲取山を登頂でき、自分の体力に合わせてコースを選べます。
私は鴨沢コースで山小屋泊をしました。比較的楽な登山ルートを計画して登山しましたので、参考にしてください。
私の登山した日は珍しく積雪があり、とても美しい雪景色の中の登山となりました。お正月頃に積雪はあるもののこの時期に大量の積雪は珍しいようで、山頂近辺はアイゼンを付けての登山となりました。
東京都最高峰の雲取山登山・人気のコースや3つの山小屋を紹介【日本百名山】
雲取山(くもとりやま・くもとりさん)は東京都・埼玉県・山梨県の境界にある標高2,017mです。東京都の最高峰で都内の山で唯一2000mを越える山です。
雲取山は普通の人は休憩時間を含め登り6時間下りは4時間とされています。健脚者は日帰りも可能ですが滑落事故も起こりやすいので、山小屋泊が望ましいです。
- 登山日 2021年12月11日(土)〜12日(日)
- 登山コース 鴨沢コース
- 登山時間 登り7:30〜14:40(昼食・休憩あり) 降り6:30〜12:00(休憩あり)
- 登山者 主人Gさん、モカリーナ
雲取山への宿泊施設
雲取山の宿泊地は「雲取山荘」「三条の湯」「七ツ石小屋」(素泊まりのみ)などがあります。
雲取山荘
- 収容人数は200人、個室もあり
- 水洗トイレ(お風呂なし)
- 寝具あり(シーツ持参)
- テントサイト50張 予約なしでOK
雲取山荘 Tel(0494-23-3338)要予約
※通年営業で予約が必要です。
※雲取山荘の記事は後日掲載予定です。
三条の湯
- 収容人数は80人、個室はなし
- 水洗トイレ、温泉あり
- 寝具あり(シーツ持参)
- テントサイト15張 予約なしでOK
三条の湯 Tel(0428-88-0616)要予約
※通年営業で予約が必要です。
七ツ石小屋
素泊まり限定の山小屋
- 収容人数は6人、個室はなし
- 水洗トイレ(お風呂なし)
- 寝具あり(シーツ持参が望ましい)
- テントサイト20名
七ツ石小屋 Tel(090-8815-1597)要予約
※通年営業で予約が必要です。
アクセス
- 行き JR青梅線「奥多摩駅」〜西東京バス(35分)〜鴨沢
- 帰り お祭〜西東京バス(40分)〜「奥多摩駅」
※土日・祝日は新宿駅〜奥多摩駅まで「ホリデー快速おくたま号」が直通運転されます。
※バスは2時間に1本程度。
※タクシーは奥多摩町にはないので、青梅市内のタクシー会社に予約します。京王タクシーTEL0428-22-2412
小袖乗越へは圏央道青梅ICから都道194号、国道411号経由で約40km
人気の登山コース
雲取山は色々な登山コースから山頂へ迎えます。ここでは最も人気の「鴨沢登山コース」をはじめ、3つの登山コースを紹介します。三条の湯コースは入浴もできるので下山時に歩くのがおススメです。
- 鴨沢コース 鴨沢〜小袖乗越〜堂所〜七ツ石山〜小雲取山〜雲取山
- 三峯神社コース 三峰ビジターセンター〜妙法ヶ岳山(三峯神社奥宮)〜地蔵峠〜霧藻ヶ峰休憩所〜前白岩山〜白岩山〜雲取山
- 三条の湯コース お祭〜塩沢橋〜林道終点〜三条の湯〜三条ダルミ〜雲取山
私は小袖乗越に車をとめて、鴨沢コースから雲取山山頂に向かいました。1日目は雲取山頂を目指して長距離を進むので、急勾配のあるブナ山と七ツ石山は2日目に登ることにしました。
小袖乗越〜堂所(水場)〜小雲取山〜雲取山〜雲取山荘(泊)〜雲取山〜ヨモギノ頭〜七ツ石山〜堂所〜小袖乗越
小袖乗越の駐車場
小袖乗越の駐車場は約60台駐車できます。
私は土曜日の朝5時半頃に到着しましたが、後5台ほどで満車になるところでした。
トイレと登山届け
男女に分かれたキレイなトイレがあり、協力金を備え付けのボックスに入れます。女子トイレは2室あります。汚物入れが設置されているのは有り難いですね(〃ω〃)
ここで登山届けを提出します。
雲取山登山口
駐車場に車をとめ小袖方面への車道を歩いていくと、左側に登山口があります。
ここから緩やかな長い登山道を歩いていきます。
堂所の水場
飲用ができる天然水なので、水分補給ができて有り難い。飲んでみると無味無臭で美味しいです。この近くに〜が茶会をしたんだとか。
平将門の迷走ルート看板
鴨沢コースの登山道には「平将門」の迷走ルート看板があり、その場所由来のエピソードが書いてあります。
たくさんの人が看板の前に立ち、平将門のエピソードを読みながら登山をしていました。
3、釜場タワ(かんばたわ)
四方の見晴らしのいいこの場所を気に入り、将門は見張りをたてて食事の支度をした。小石を集めて作ったカマドはその後、真っ白な石灰岩の釜場に化身したそうで「釜場」といわれるようになった。
4、小袖(こそで)
将門一行は右下側にある清流に気付き川で心身を清め、着物を洗って干した。その後急な夕立に襲われ慌ててこの場を去り、将門が小袖を忘れたことからこの川と土地の名前の由来になった。
5、茶煮葉(ちゃにっぱ)
夕立にあった将門はこの場所でお茶を沸かして飲み、喉を潤した。
この近くには堂所の水場があります。
6、風呂岩(すいほろいわ)
秀郷、貞盛勢の追手がないと知らせを受け安心した将門は、ここで湯を沸かして風呂に入った。その後風呂周りの縁周りを壊して、痕跡を残さないようにした。
7、堂所(どうどころ)
風呂に浸かった後、七ツ石に向かう途中で見晴らしのいいこの場所で将門一行は休憩をとった。将門も兜、鎧や胴まで脱いで大木の根元に置いたことから、ここを「胴所」と呼ばれるようになった。
8、紫久保(むらさきくぼ)
将門の妻の紫がこの場で、いきなり腰前の短剣をとり喉に突き刺して自害をした。長い敗走生活の疲れと足手まといになりたくない思いからだったのだろうか。
9、七ツ石神社と七ツ石山
将門は七ツ石神社で最後の祈願をして、7体の影武者の藁人形を並べ武蔵の国へ向かった。秀郷はその中の1体を将門と信じ、胸板を弓矢で射抜いた。その途端、7つの藁人形は7つの石に化身したということだ。
10、大血川の悲劇
将門一行は天祖山へ向かい、その裏にある大血川まできた。逃亡の疲れからか99人のお妃がここで自害し、7日7夜血潮が川を染めた。またこの99人は家臣ともいわれ、抜け落ちた髪が川海苔と化身したといわれている。
エピローグ
その後将門は梅郷の金剛寺に立ち寄り、我が身を梅に例える歌を詠んだ。これが「青梅」の由来だ。将門は地域の人とのふれあいを大切にし親しまれて、残った家臣により将門神社が建立された。
将門は故郷の茨城県岩井で秀郷 貞盛勢に追い詰められ、38歳の若さで主従共々この世を去った。
小雲取山山頂
小雲取山山頂は標高〜。山頂への道は少し分かりにくいので、見落とさないようにしてください。
雲取山はお正月頃に積雪が見られるそうですが、私の行った日は珍しく雪が積もりアイゼンを履いて登りました。
雲取山の山頂に到着!
標高2,017mの雲取山の山頂に到着…と思ったのですが、こちらは山梨県側の山頂でした。
本当の雲取山の山頂は別の場所にありました。ここは東京都と埼玉県の境目です。
山頂からはアルプス山脈や富士山がとてもキレイに見えました。
雲取山避難小屋
雲取山避難小屋は雲取山山頂にあります。トイレも24時間使用でき、中もとてもキレイです。
お泊りした人もいたようですが、山小屋はコロナ禍のため使用禁止との貼り紙が貼られていました。
雲取山荘で宿泊
山頂から数十分ほど降った所に雲取山荘があります。アイゼンや登山靴についた雪を備え付けのブラシで落としてから受付をしました。
部屋は個室と男女に分かれてた大部屋があり、私は大部屋を予約しました。部屋にはこたつと寝具が用意されていました。
山小屋の外に出るとキレイな満天の星空や朝焼けが見られました。
雲取山荘については別の記事で詳しく書いていますので、よろしければご覧ください。
合わせて読みたい!
雲取山荘ってどんなところ?必要な物は?山小屋泊で絶景を楽しむ!【東京都】
朝焼けの美しい雲取山山頂
朝6時半に雲取山荘を出発して雲取山山頂に向かいました。6時45分のご来光には間に合いませんでしたが、ほんのりと赤らんだ朝焼けに見える山並みがとてもキレイでした✨
富士山がとてもキレイ✨
山小屋で出会った方のお話では、お正月時期に積雪はあってもこの時期に雪が積もるのは珍しいとのこと。地上では5日前に長雨が降りましたがその時に積雪したそうです。
名残惜しいですが、さぁ出発〜!
昨日行かなかったヨモギノ頭と七ツ石山を通って、下山します。
五十人平ヘリポート
五十人平ヘリポートは拓けた場所にあり、歩いていてもとても気持ちのいい場所です。
見晴らしがよく、ここから見える富士山もキレイです。
ヨモギノ頭山頂
標高1,813mのヨモギノ頭山頂へ到着!
実はヨモギノ頭の登りは急勾配で大変なのですが、五十人平からは簡単に山頂に到着できるんです。山頂からは降るだけなので、体力が心配な方は下山時に寄るのがおススメです。
七ツ石山山頂から七つ石神社へ
七ツ石山の登り降りはとてもキツい急勾配が続きます。
1日目は登りが続くので七ツ石山には登らずに別ルートを通り、2日目下山時に七ツ石山の山頂へ向かいました。
山頂間近では雲取山が望め、登り切ると富士山が美しく望めます。
七ツ石神社の神様にご挨拶。
少し降ったところにある分岐点では水場がありました。
七ツ石小屋でティータイム
神社から5分ほど降ると七ツ石小屋に着きます。
ここからは富士山を望みながらテント泊をしたり宿泊もでき、キレイなトイレもあります。水場もあり水分補給ができます。
宿泊者は小屋の中での飲食もできますが、登山者は敷地内のベンチで休憩しました。
コップとお湯なしの温かい飲み物は200円、コップお湯ありは300円でした。
山荘で同室だった人と途中から一緒に下山してティータイムをしました。色とりどりの3つのコップに入ったおしること甘酒の向こう側に見える富士山が素敵です。
まとめ
東京都、埼玉県と山梨県の県境にある日本百名山の雲取山登山の紹介です。
雲取山は健脚な方は日帰り登山ができますが、通常は山小屋泊をする方がよいとされています。登山時間が長く足も疲れるため、滑落事故の危険があるからです。
山小屋泊は体力回復の他、日常とは違った経験ができ、また登山好きな方と色んな情報交換もできて話も弾みとても楽しいです。
今回は1番ポピュラーな鴨沢コースを登山しました。鴨沢コースは迂回ルートがあったりショートカットもできるため、自分の体力にあったコースを組み立てることができます。
私は体力があまりないため、比較的楽な登山ルートを選びました。参考にしていただければ幸いです。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡