こんばんは、モカリーナです。
美しい桜が圧巻、お花見で訪れた山王公園。
公園には野球場、児童公園、博多体育館、博多市民センター(図書館)など交流施設もあり、春は桜の名所になります。
この公園内に鎮座している「日吉神社」。
神社に参拝し、境内をじっくり見て回ると、とてもユニークな所がありました。
このユニークなポイントを3つ。
そして「日吉神社」の神主さんからお聞きしたお話など、この神社の魅力を盛りだくさんにご案内します。
(拝殿内に祀られている“まさる”)
日吉神社
日吉神社は山王社ともいい、比叡山麓の日吉大社を勧請したものです。
山王公園内にある日吉神社は福岡藩主が筥崎宮・住吉神社と併せて三社詣に訪れたという、由緒ある神社です。
日吉大社と言えば山王信仰で、
日吉はかつて「ひえ」とも読まれ、博多区の「比恵」「山王」も「日吉神社にちなんだ地名」だったそうです。
一の鳥居
狛犬
「阿」の狛犬
「吽」の狛犬
二の鳥居
注連掛石
社務所
この注連掛石くぐると、左手には社務所。
守り札授与所は、手水舎の奥側にあります。
手水舎
立派な手水舎。
この手水舎には、立派な龍の石像があり、口から水を出しています。
傾いている手水舎
【ユニークポイント 1】
神主さんからお話では、このように傾いても倒れないように造るには、宮大工さんの腕がかなりいいんだとか。
土台には柱が乗っかるだけになっており、柱には屋根が乗っかるだけの形になっているそうです。
熊本地震でも倒れなかったので、取材を受けたりして、一時注目を浴びたそうです。
今後もし倒壊しても、このような傾いた手水舎には復元出来ないだろうとのことでした。
最近まで新社務所の辺りには木々が生えており、この手水舎の傾きに気がつく人も少なかったそうです。
拝殿・本殿
祭神は大山咋神と大己貫大神、大物主神です。
安産・開運・醸造の神として、また疱瘡除けの神として知られています。
本殿・拝殿 (記念碑)
お汐井取り
「お汐井取り」は、博多に古くから伝わる風習。
“お汐井”とは筥崎宮前の海岸(箱崎浜)の真砂(まさご)のことで、この砂が外出時に事故やけがなどから身を清め、災いを払うものとされる。
真砂をお汐井てぼ(竹かご)に納めて各個の玄関口に置いて使われる。
魔除けの山王猿の「まさる」さん
【ユニークポイント2】
かつてこの地は木々がたくさん生えた小高い場所にありで、お猿さんがたくさんいたそうです。
境内にはたくさん立派な木があり、どれもとっても御神木に見えます。
建物のあちこちにお猿さんがいます。
この猿は山王猿といい、日吉神社の使いの神様です。
(拝殿の前側 三猿)
この猿は山王神道説の中で「まさる」といって、正しい 秀でた 真実のこもったと言う意味から、猿をめでたい 正しい 優れたもの説いています。
(拝殿 右側に設置されている“まさる”)
「まさる」→「勝る」「魔去る」→悪魔を祓い、明るく清らかな世にすると説かれています。
(拝殿 左側に設置されている“まさる”)
この他拝殿内には、絵画の「まさる」さんもいました。
山王稲荷神社
日吉神社境内の中にある「山王稲荷神社」。
赤い鳥居をくぐり抜けると祠があります。
祠の両脇にはお稲荷様。
お稲荷様
「阿」のお稲荷様
「阿」のお稲荷様は迫力があります。
鳥居をくぐっていくと、睨まれているような気分になり、お賽銭をしっかり入れました。
「吽」のお稲荷様
【ユニークポイント3】
「吽」のお稲荷様。お稲荷様にしては穏やかなお顔立ちです。
…耳が…、一体何があったのでしょうか⁈
ネコちゃん
境内に現れたネコちゃん。
のそのそと帰って行くところを、「写真を撮らせて〜」とお願いしたら振り返ってくれました。
御朱印集め
御朱印は御朱印帳を持参して下さいとのことで、2日続けてお参りしました。
1日目は花見に来ました。
桜の見事に咲く山王公園では、大勢の方が花見を楽しまれていました。
ここに鎮座する神様は穏やかでとても優しく、人々が集えるよう美しい桜の花を咲かせているように感じられました。
2日目に、300円納めて御朱印を書いていただきました。
「まさる」さんの御守り
この神社には「まさる」さんのお守りがあります。
普通のお守りと病気お守り。
主人Gさんとモカリーナは、この神社がとても好きになり、娘への御守りを購入しました。
モカリーナが見つけた山王猿の「まさる」さん。
境内にはまだ他にも「まさる」さんがいるかもしれません。
山王公園はとても素晴らしい公園です。
来られた際には、是非この地に鎮座する
「日吉神社」にも参拝してくださいね♡
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡