こんばんは、モカリーナです。
この記事は熊本県の阿蘇神社の紹介です。
熊本地震で莫大な損害を受けた阿蘇神社。
拝殿や楼門は崩れ落ちてしまいました(>_<)
美しく日本三大楼門と言われた楼門は、国の重要文化財でもありました。
モカリーナが阿蘇神社を参拝したのは、2019年8月中旬でした。
崩れてしまった建物の木片は、プレハブ小屋に展示されていました。
展示物を見ていると住職さんが崩れた建物のことや木片について、説明してくださいました。
復旧工事がはじまるとカバーが掛けられ見れなくなるんだって!
今回は 熊本地震の後だったから見れた阿蘇神社と、見所ポイント3点 があるよ!
地震後の拝殿は今やなく、ガランとしていた拝殿跡地の向こうには、
本来見ることの出来ない神殿の全貌が見えました。
また建物が壊れたことにより柱に書かれた大工さんの文章など、普段では決して見ることのできないものもありました。
見所ポイント3点
このポイントは、参拝後にしていただきたいことです。
- 縁むすびの松
- 願掛け石
- 神の水 です。
阿蘇神社はとても賑やかで、参拝する人が後を絶ちません。
駐車場は有料ですが、次々と入れ替わり立ち替わり車が止まっていました。
とても愛されている神社なんだと感じました。
一の神殿と三の神殿
目次
阿蘇神社
阿蘇神社は日本の九州中央部、熊本県阿蘇市にある神社。
式内社(名神大社1社、小社1社)、肥後国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
(Wikipedia より引用)
全国に約450社ある「阿蘇神社」の総本社で、昔から現在まで有力氏族である阿蘇氏が大宮司を務めていました。
御祭神
阿蘇神社に祀ってある神様は全部で13座ですが、その中で1000年の昔から歴史の本にも記載されている神様が3座おられます。
- 一の宮 健磐龍命 (たけいわたつのみこと) 天武天皇の孫神と伝えられる
- 二の宮 阿蘇都媛命 (あそつひめのみこと) 一の宮御妃神
- 十一の宮 國造速瓶玉命 (くにのみやつはやみかたまのみこと) 阿蘇初代の國造
この三体の神様は、他の神様よりも特に大切に祀られているんだよ!
エピソード
遠い昔、阿蘇谷は満々と水をたたえた湖水でした。
阿蘇大神の健磐龍命は湖水の水を使って美しい田んぼを開き 農耕の道 を人々に教え、
国土開拓 に尽くされたました。
国土開拓は 産業の振興 だけではなく、私たち人間生活にかかわりのある 生活守護の神 として恩恵をいただいています。
御利益
交通・文化・学芸・結婚・医薬・厄除など、生活にかかわりものに御利益があります。
厄払い・家内安全・安全・身体健康・子授け・良縁・学業成就・商売繁盛・病気平癒・五穀豊穣 など
プレハブ小屋
熊本地震は、2016年4月14日に熊本県と大分県で相次いで発生した地震です。
阿蘇神社では拝殿と楼門が全壊する被害を受け、復旧には10年を要するといわれています。
崩れた建物の木片をプレハブ小屋で保管、展示していました。
楼門は国の重要文化財だから、現存している材料を使って修復するんだよ。
拝殿は比較的新しく金属が使われているから、廃棄になる物も多いんだって。
住職さんよりお聞きしました。
猪の目と県魚
猪の目 は日本古来の♡型。
イノシシの目を意味しています。そして猪の目は古来より魔除けのために使われています。
懸魚 は、火に弱い木造寺院を火災から守るため、水に縁のある魚の形をした飾りを屋根に懸けて火除けのまじないにしていました。
《震災後に見たもの 1》
柱部分に大工さんが書き残した文章が出てきました。
本来は見えないところに隠れてしまうので、このような事がない限り見れることはありませんでした。
神社参拝
阿蘇神社は阿蘇山の北麓に鎮座しています。
全国的にもとても珍しい横参道で、参道の南には阿蘇火口、北には 国造神社 が位置しています。
<国の重要文化財>
- 一の神殿 天保11年(1840)
- 二の神殿 天保13年(1842)
- 三の神殿 天保14年(1843)
- 楼門 嘉永3年(1850)
- 神幸門 (みゆきもん) 嘉永2年(1849)
- 還御門 (かんぎょもん) 嘉永2年(1849)
まずは手水舎で身を清めましょう!「名水 神の泉」の水で清めるってなんだか贅沢ですよね。
還御門と横参道
楼門の両脇には、還御門と神幸門があります。
いつもは閉じていますが御田植祭の神幸の時に使用します✨
南門守社と北門守社
還御門の反対側の横参道には、南門守社の北門守社があります。
楼門(国の重要文化財)
崩壊してしまった楼門跡。
写真と模型が展示されていました。
日本三大楼門の1つと言われていて、神社建築には珍しく二層の屋根 になっています。
桜の花が美しい、地震の11日前の写真です。
拝殿
昭和23年に建築された拝殿・翼廊などは、崩壊したためにありません。
仮の拝殿で参拝しました。
神殿(国の重要文化財)
《震災後に見たもの 2》
拝殿・翼廊などがなくなったために神殿の全貌が見えました。
建物が復旧されると、こんな風に見ることは出来ないと思います。
一の神殿と三の神殿
手前が一の神殿、奥にあるのが三の神殿。
二の神殿と三の神殿
手前が二の神殿、奥が三の神殿。
震災に遭ったのは残念だけれど、見られてよかったです(*´꒳`*)
神幸門(国の重要文化財)
御田植祭に、行列三百余名が出発の時に使用される門。
一年に一度だけ使用されるというとても珍しい門です。
見所ポイント3点
1、縁むすびの松
謡曲「高松の松」にちなんだ松で、縁むすびに霊験があるとされています。
男性は左から2回、女性は右から2回まわるとご利益があります!
2、願掛け石
御祭神の阿蘇大明神がもろもろの願いを込めて額づかれたといわれる石で、願掛け石として祀られてています。
心に願い事を念じて、神石を三度撫でましょう。そして更に願い事を唱えてくださいね。
3、神の水
境内の水は「神の泉」とよばれ、不老長寿の水として多くの方に飲用されています。
ここ一の宮町は昔から地下水が噴出していました。是非飲んでくださいね。
御池の周囲
御池の周囲では、たくさんの方が休憩していました。
御朱印帳
まとめ
熊本地震で被害を受けた阿蘇神社について書きました。
2016年4月14日に発生した地震で、拝殿と楼門が崩壊した阿蘇神社は、復旧工事を進んでいる今も参拝することができます。
日本三大楼門である阿蘇神社の楼門は国の重要文化財で、神社建築では珍しく二層の屋根でした。
震災に遭ったのは非常に残念ですが、それ故に見られたものがありました。
柱に書かれた大工さんの文字、神殿の全貌が印象的でした。
阿蘇神社は震災後も参拝者がとても多い神社です。
参拝された後は縁むすびの松をまわって、願掛け石に願い事をして、神の水をお飲みくださいね。
それでは次回また、モッチャリーナ(๑˃̵ᴗ˂̵)!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モカリーナより♡
モカリーナさん、こんばんは。
阿蘇神社も甚大な被害にあったのですね。
地域のシンボル的建築物が形を失うのは辛いことです。
早く元の姿に再建されると良いですね。
大工さんの落書き、大公開されるなんて思ってなかったでしょう。悪口とかじゃなくて良かった。
(*^-^*)
TOM(id:tom-oey)さん、こんばんは。
賑やかに人が集まる明るい雰囲気の神社でした。
日本三大楼門の1つが破壊されるなんて、悲しいです。
でも元通りに修復する技術があるなんてすごいですね✨
遊び心で大工さんが記念の落書きをするとは聞いていたので、見れてよかったです。
読めないですけどね💦
「上棟祭」の曳綱の儀(えいえいと、つな(奈)をひくこえ)槌打の儀(つちおとたかく、むねおさむ)と読めなくもないかな。
違ったらごめんなさい。
TOM (id:tom-oey)さん、こんばんは。
ホントだ~!
そんな風に見える。
真っ当なことを書いていて、ビックリした~( ゚Д゚)